173:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:18:31.48 ID:0XoC4lYv0
サーナイト「あなたは先へ行ってください。この道を進めば、あなたのお母様がいらっしゃるはずです」
迷うモウカザルの耳に、サーナイトがぼそっとつぶやきました。
モウカザル「え・・・」
174:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:19:21.37 ID:0XoC4lYv0
キリキザン「サルは逃がしたか。まあいい。コマタナども!さっさとサーナイトをとらえるんだ!」
吹き飛ばされたコマタナたちが大勢を立てなおして向かってきます。
サーナイト「ムーンフォース!!」
175:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:19:49.42 ID:0XoC4lYv0
――
長い一本道。
それは上へ上へと続き、まるであの分厚い雲まで届きそう。
176:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:20:25.64 ID:0XoC4lYv0
入り口をくぐると中は広く、奥の壁は切り取られてそこから外が見えます。
外にはあの不気味な卵状の物体がすぐ目の前に見えるようになっていました。
更に天井も高く、いたるところに尖った岩がぶら下がっています。
177:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:20:52.32 ID:0XoC4lYv0
「あなたは・・・まさか、ヒコ・・・?」
お母さんはゆっくり他のポケモンをかき分け牢屋の前に歩み出ると向こう側にいる自分と同じ姿のポケモンを見つめます。
モウカザル「そうだよ・・・お母さん・・・」
178:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:21:33.81 ID:0XoC4lYv0
「感動の再開もここまでです」
体が動きません。
差した鍵はひとりでに抜け落ち、モウカザルの体が宙を舞い、壁に叩きつけられました。
179:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:22:10.20 ID:0XoC4lYv0
カラマネロ。
こいつがキリキザンやマニューラ、ヤミカラスたちが言っていたあの方。
ズルズキンを催眠術で操ったやつ。
180:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:22:40.23 ID:0XoC4lYv0
カラマネロ「なぜ邪魔をするのです。何の関係もない子ザルさんが・・・」
モウカザル「お前がやってることは・・・間違ってるからだ・・・!!!」
カラマネロ「・・・まぁ、いいでしょう。もう計画は始まっています。何をやっても何も変わりません」
181:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:23:16.93 ID:0XoC4lYv0
イベルタル―
おそらくあのヨルノズクが話していた恐ろしいポケモンです。
カラマネロ「あそこで完全にあのポケモン達を逃がしていればおそらくこの計画を阻止できたかもしれませんが・・・キリキザンのおかげで、もはやそれも意味がない。
182:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:24:10.93 ID:0XoC4lYv0
青い波動と赤い炎がぶつかり合い、それまで戦っていた足場は崩れ落ち、ルカリオは真っ逆さまになって地面へ堕ちていきます。
それをサザンドラが追いかけます。
ルカリオは岩肌を蹴り、落下のスピードを落としながら地面に着地しました。
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