2:名無しNIPPER
2016/11/04(金) 04:29:00.37 ID:sE5+pmBg0
ヒコザルは泣き出してしまいました。
このヒコザルは、怖がりで、弱虫で、いつもいじめられて泣いてばかり。
マンキー「ほら、返してやるよ!」
3:pppp ◆1V4CaE0ZHE
2016/11/04(金) 04:30:12.18 ID:sE5+pmBg0
ヒコザル「どこに行ったんだろう・・・」
飛んでいったお守りを探して、ヒコザルは森を歩きます。
すると、後ろから急に誰かに突き飛ばされてしまいました。
4:pppp ◆1V4CaE0ZHE
2016/11/04(金) 04:30:41.38 ID:sE5+pmBg0
ヒコザル「違う・・・!投げたのは僕じゃ・・・」
エイパム「言い訳はやめろ!これのせいでヤナップがケガしたんだぞ!」
ヤナップのほうを見ると頭から血が流れています。
5:pppp ◆1V4CaE0ZHE
2016/11/04(金) 04:31:27.20 ID:sE5+pmBg0
ヒコザル「ただいま・・・」
ヒコザルが家の玄関をくぐると、見覚えのある後姿がありました。
さっきのヤナップとお父さんのヤナッキーです。
6:pppp ◆1V4CaE0ZHE
2016/11/04(金) 04:32:01.09 ID:sE5+pmBg0
モウカザル「ヤナッキーさん、これはお互い様でしょう?」
ヤナッキー「こんなの自分で頭を打ったに決まっている!」
モウカザル「そうなの?ヒコ」
7:pppp ◆1V4CaE0ZHE[sage]
2016/11/04(金) 04:32:54.01 ID:sE5+pmBg0
モウカザル「またずいぶん派手にやったんだねえ」
ヒコザル「ぼ、僕はやってないよ・・・」
モウカザル「わかってるよそんなこと」
8:pppp ◆1V4CaE0ZHE[sage]
2016/11/04(金) 04:33:45.93 ID:sE5+pmBg0
ヒコザルのうちにお父さんはいません。
ヒコザルのお父さん、ゴウカザルはこのポケモン島を守る戦士の一匹だったのです。
そしてまだヒコザルが小さいころに、突然やってきた凶暴なポケモンをこのポケモン島から追い払うために家を出て行ってから帰ってきていません。
9:pppp ◆1V4CaE0ZHE[sage]
2016/11/04(金) 04:34:26.87 ID:sE5+pmBg0
もうすぐ夕暮れ。
そんなときでした。
おさるの村の外れから大慌てで走ってくるポケモンがいました。
10:pppp ◆1V4CaE0ZHE[sage]
2016/11/04(金) 04:34:52.91 ID:sE5+pmBg0
アブソルは村の間で災いポケモンと呼ばれて恐れられていました。
大昔からアブソルがその姿を現すと、なにか大きな災いがこの村を襲ってきたからです。
ヤルキモノのその一言で、村の皆は息をのみました。
11:pppp ◆1V4CaE0ZHE[sage]
2016/11/04(金) 04:35:40.69 ID:sE5+pmBg0
エテボース「村長様!村長様!この村に、アブソルが現れました!」
オコリザル「どうか、お目覚めになりお力をお貸しください!」
そういうと、村の大人たちはたくさん集めた木の実を供え、祈りを捧げます。
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