過去ログ - 【デレミリ】アイマス昔話『もももも太郎』
1- 20
11:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:24:45.92 ID:YXRK2uFn0
莉緒「でもどうするの? まだまだ子供なあなたたちが鬼に逆らっても、きっと何もできないわ」

桃華「できるかどうかではありませんの。鬼にさらわれた友達が泣いていたのに、桃華たちが何もせずにいるだなんて耐えられませんわ!」

桃子「だからお父さん、お母さん、お願いだから桃子たちを鬼退治に行かせてください!」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:29:23.13 ID:YXRK2uFn0
莉緒「……行かせてあげましょう、おばあさん。それが、この子たちにとっても悔いの残らない道だと思うわ」

あずき「そんな! 鬼が島になんて行かなくても……あずきたちが、もっともっと色んなことを教えてあげなきゃいけない年頃なのに!」


以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:31:27.03 ID:YXRK2uFn0
かくして、桃華と桃子は『桃太郎』を名乗り、鬼退治の旅へ出かけることになったのです。


莉緒「女の子なのを気にしちゃ駄目よ。こういうときは強そうな名で名乗りを上げるのが肝心なんだからね」

以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:34:11.22 ID:YXRK2uFn0
二人が鬼退治を決意し、もろもろの準備などで幾日かが過ぎたあと。

旅立ちの日がやってきました。


以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:36:03.29 ID:YXRK2uFn0
桃華「それでは、お父様、お母様。わたくしたち、そろそろ前へ進まなければいけないと思いますの」

桃子「お父さん、お母さん、改めて……」

桃華「行ってまいります!」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:40:29.80 ID:YXRK2uFn0
鬼が島へ行くため、桃太郎たちは海岸への道をまっすぐに歩いていきます。

なんやかやと話し合いながら道を行く二人の前に、声をかけてくる者がおりました。


以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:43:23.23 ID:YXRK2uFn0
さて、声をかけられた桃太郎たちは、腰元のきんちゃく袋からきび団子を取り出して犬たちへ近づいていきました。


美玲「ウ、ウチはいらないからな! 人間の施しなんて……」

以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:45:29.92 ID:YXRK2uFn0
環「むぐむぐ。このお団子、おっきくておいしいね」

美玲「ていうか、デカすぎないか……。誰がこんなモン作ったんだ?」


以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:48:13.51 ID:YXRK2uFn0
一触即発、喧嘩を始めかけた犬たちをなだめて、桃太郎は猿の質問に答えました。


巴「……ふむ、鬼が島か」

以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:50:59.41 ID:YXRK2uFn0
二人と四匹で、海岸への道を往く桃太郎一行。景色もひらけて、海も間近に見えてきたところ、頭の上から突然声が降ってきました。


晴「よお! 変わった形の蹴鞠持ってるけど、どこで手に入れたのさ」

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:53:00.65 ID:YXRK2uFn0
かくして、犬、猿、雉を引き連れて二人の桃太郎は鬼が島へ向かいます。

手に持つ地図と目の前の景色とを何度も何度も見合わせながら歩き続けて、ついに、鬼が島を遠目に見やる海岸までたどりつきました。

遠い水面の先に浮かぶ鬼が島を目にして、一行はみな鬼退治への決意を新たにします。しかし、ここにきてある問題が浮かびあがってくるのでした。
以下略



44Res/32.92 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice