22:名無しNIPPER[sage]
2016/11/10(木) 01:09:42.27 ID:mthSrvQA0
「市原27 は 4 51」
「いちはら にーなな は よん ごーいち」
「いちはら にな は し こい」
「市原仁奈はシコい」
23:名無しNIPPER[sage]
2016/11/10(木) 01:52:24.95 ID:nQzJXZwH0
そこに気づくとは……やはり天才か
24: ◆t6XRmXGL7/QM[saga]
2016/11/16(水) 03:47:07.10 ID:HlCOPyga0
俺は実に不機嫌だった。せっかくのチャンスを事故によってフイにしてしまったからだ。
それだけじゃなくて、拐おうとしてたガキも有名人だった。全くついてなかった。
コンビニでマスクを買い、装着した。サングラスがないのが悔やまれるが、フードがある。
これを目深に被って顔を隠せばある程度は正体がバレないだろう。
25: ◆t6XRmXGL7/QM[saga sage]
2016/11/16(水) 03:47:37.34 ID:HlCOPyga0
……したのだが。
「ハァッ、ハァッ、ハァッ……!」
作戦立てなくてもいいのが来た。遠目でわかる顔面の整い。これは間違いなく金になる顔。金が息を切らせながら走って来た。
26: ◆t6XRmXGL7/QM[saga sage]
2016/11/16(水) 03:48:44.72 ID:HlCOPyga0
息切れ気味に走って来た女は赤髪で、身長はさっきのガキと同じくらい。
否、少し高いくらいか。何かから逃げてるのだろうか。顔が必死だ
胸の膨らみ方から察するに、小さくとも膨らみきった成人のそれではない。
要は膨らみかけ。やはりまたガキか。
27: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2016/11/16(水) 03:51:44.34 ID:HlCOPyga0
ガキがこの車の先方40mほどから走ってくる。
奴さんがすれ違う前に俺は車を降り、後部座席のドアを開いて待った。
何の気もないただの通りすがりのオーラを纏い、運転席側のドアにもたれかかって、
もはや何も映さないスマホをいじり、俺は通行人Aに徹した。
28: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2016/11/16(水) 03:54:44.21 ID:HlCOPyga0
2秒もかからず後部座席に放り込み、その瞬間ガキのズボンの右ポケットからスマートホォンを抜き取った。
後部座席のドアを閉め、俺も運転席へ乗り込む。
スマホケースは黒地に金の昇り竜。その周りに、将棋の駒か?
これくらいの歳の女が持つにしてはあまりにあんまりなデザインだ。間違いなく不良系のそれだ。
29:名無しNIPPER[sage]
2016/11/16(水) 03:58:16.11 ID:HlCOPyga0
>>28
あーミスった
s/スマートホォン/スマートフォン
で、よろしくお願いします
30: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2016/11/16(水) 03:59:41.15 ID:HlCOPyga0
「はぁ……はぁ……」
このガキは相当全力で走っていたのだろう。息を整えるのに数分はかかった。
赤い髪に榛色の瞳。そして気の強そうなつり目。
気を張っている時はきっと女番長みたいな迫力があるのだろう。そう思える説得力があった。
31: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2016/11/16(水) 04:02:11.81 ID:HlCOPyga0
少女「助かった。御仁よ、見たことのない顔じゃが、名はなんと言うんじゃ。所属は」
男「……」
会話を交わすつもりは一切ない。
32: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2016/11/16(水) 04:02:37.74 ID:HlCOPyga0
男「……」
巴「……実に無口じゃのう」
口調やイントネーションも少し気になるところだ。この辺りの出身ではないだろう。
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