32:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 22:58:25.90 ID:E325IWUR0
唯「うい! しーだよ! しー!」
憂「しー? しーってなに?」
唯「え……いや、それは…」
33:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 22:59:02.25 ID:E325IWUR0
唯「それはその…そうなんだけど…今は…マズイ、っていうか…」チラチラ
憂「おねえちゃん? さっきからなに気にしてるの? クローゼットのほうばっかり見て」
クローゼット(!?)ビクッ
34:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 22:59:45.86 ID:E325IWUR0
憂はかすかに首を振った。
その目はさみしそうに揺れている。胸の内に不安と不信が渦巻く中、きっとわたしのことを必死に信じようとしてくれてるんだと思う。
わたしはゆっくりと立ち上がり、憂のそばに寄ると軽く頭を撫でた。
やさしく身体を抱き、クローゼットからは見えない位置に引き寄せ、くちづける。
んっ、と憂の唇からわずかに吐息がもれる。
35:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:00:12.65 ID:E325IWUR0
唯「…じゃあ、パンツはテキトーに選んであとは自分で片付けるから。憂は先にリビングに行ってて」
憂「……うん」
パタン
36:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:00:47.37 ID:E325IWUR0
梓「…………唯先輩は普段から憂とああいうことしてるんですか」
唯「そんなことないよぉ! あっ、あれは…その…ああでもしないとバレちゃうと思って…とっさに!」
梓「それにしては慣れてるように見えましたけど? それにパンツも交換してるとか?」
37:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:01:17.00 ID:E325IWUR0
梓「それで…キスは今でもしてる、と」
唯「そっそれは…」
梓「してるんでしょ」
38:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:01:53.24 ID:E325IWUR0
梓「ハァ…どーりで…はじめてのはずなのに舌を入れてくるなんて…、とか思いましたけどそりゃそうですね、しょっちゅうキスしてるベテランさんなら手慣れてて当然ですよね、はい。よくわかりました」
唯「…ベテランなんかじゃないもん」
梓「……」キッ
39:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:02:23.46 ID:E325IWUR0
唯「わたしだって…憂以外とするのははじめてだし…和ちゃんとだってしたことないし…。
それに………憂はちがうもん。憂とは子供の頃からチューしたりしてじゃれてるだけだし。恋人のチューとはちがうよ。ぜんぜん。
あずにゃんは別だもん。特別。あずにゃんとのチューは特別なの。全然ちがうの!」
40:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:03:00.27 ID:E325IWUR0
唯「わたしも………すっごく緊張したんだよ?
うまくできるかな、先輩だからリードしなきゃ、やさしくしなきゃ、って。一生の思い出になるでしょ? はじめて…なんだもん。
だからさ、あずにゃんの唇にふれた瞬間、うれしすぎて呼吸とまるかとおもった。
まだ…いまでも残ってるよ、あずにゃんの唇の感覚。あまくて、やわらかくて、ずっとそのままでいたくて…
41:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:04:08.07 ID:E325IWUR0
梓「……」
唯「わかって…くれた?」
梓「…わかりました」
42:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:04:38.60 ID:E325IWUR0
唯「とりあえずあずにゃん! クローゼットのなかにっ」
梓「は、はいっ!」
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