43:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:05:44.30 ID:E325IWUR0
コンコン
憂「おねえちゃん? 入るよ?」ガチャ
唯「はーい…ど、どうしたの? どうかした?」
44:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:06:59.66 ID:E325IWUR0
唯「あれは…」
憂「カレーもずいぶんたくさん作ったみたいだし…」
憂「誰か来てた? ひょっとけいおん部のみなさん?」
45:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:08:54.53 ID:E325IWUR0
憂「それにシンクの洗い物、たしかに山盛りだったけど、五人分にしては少なすぎるよね。
だいたい律さん、紬さん、澪さん、梓ちゃんが来て、洗い物を手伝いもせず帰るなんて考えにくいし…」
唯「みみみみんな忙しいみたいで…」アタフタ
46:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:10:08.02 ID:E325IWUR0
憂「んっ…あっ、ん…ふぅ…」
唯「んん…」
どれくらい、唇を重ねあっていただろう。
47:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:10:43.39 ID:E325IWUR0
梓「さっきのあれはどう説明するつもりですかっ! 誰が見てもなかよし姉妹のチューじゃないでしょう!」
唯「まあまああずにゃん落ち着いて」
梓「これが落ち着いていられますかっ!」
48:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:11:46.05 ID:E325IWUR0
梓「ハッ、いやちょっと待ってください」
唯「あずにゃん、正気に戻るの早いね」
梓「そもそもなんですけど、わたし、隠れる理由なくないですか? 別に泥棒ってわけでもないんですから」
49:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:13:56.74 ID:E325IWUR0
梓「ちょっとちょっと。どうして憂に言ってないんですか」
唯「黙ってたわけじゃないんだけどね、ほら、聞かれてもいないのに言うのも…ねぇ?」
梓「…都合が悪いから隠そうとしたわけですね」
50:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:14:58.32 ID:E325IWUR0
梓「唯先輩、わたし、これから憂に会って全部話します」
唯「待って! あずにゃんよ〜く考えてみて!」ムチュチュー
梓「またチューしてごまかそうったって、そうはいきませんよ!」グイー
51:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:15:46.03 ID:E325IWUR0
梓「だって憂っておねえちゃん大好きだから…なんか悪いな、っていうかなんていうか、その、タイミングがなくて…
大事な友達だからちゃんと言わなきゃ、って思ってはいたんですけど…
でも唯先輩のほうからもう言ってるのかな、とも思ってわたしからは特になにも…」
唯「なるほどね。わたしもね、あずにゃんと憂を二股にかけようなんてそんなこと、
52:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:16:13.03 ID:E325IWUR0
唯「あずにゃん。憂はわたしにとってもだいじなだいじな妹なんだ。
だからさ。わたしたちのこと、きちんと伝えたいって思ってる。
ちゃんとね、それにふさわしいタイミングを見て、三人で話をしたいって。
でも今日はそういうタイミングじゃないでしょ?」
53:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:17:03.29 ID:E325IWUR0
唯「よし! じゃああらためてげんじょーのダカイサクを考えようよ!」
梓「そうですねぇ。いちばんいいのは憂がお風呂に入ってる間にこっそり帰っちゃうことじゃないですか」
唯「おっ、そだね。さっすがあずにゃん! てんさい!」
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