過去ログ - 梓「おとまり!」
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5:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 22:25:13.18 ID:E325IWUR0
唯先輩の家に来るのはもちろんこれがはじめてじゃない。
友達の家、かつ部活の先輩の家、ということもあって、今までだってなんどもこの家にやってきたことはある。
でも大抵は部活の先輩たちといっしょだったり、憂がいたりするから、ここで唯先輩とふたりきりになるのは、これがはじめての経験だ。
しかもこれから明日の朝までずっと一緒。正真正銘これがはじめて…はじめての経験…

以下略



6:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 22:26:32.53 ID:E325IWUR0
唯「あずにゃん、どうしたの? すごいよ汗、暖房きつかった?」

梓「はっ! …いえ! そーゆーことではっ」ブンブン

唯「それならよかったー、暑かったら勝手に温度調整していいからね。とりあえずそのへんに座っててよ、今からわたしが腕によりをかけて晩ごはんつくっちゃうから!」フンス!
以下略



7:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 22:35:31.55 ID:E325IWUR0
皮を分厚く切りすぎたせいで、ずいぶんと小さくなったジャガイモが、口の中でほろりと溶けた。

唯「あずにゃんおいしいね〜♪」モグモグ

梓「そうですね、とりあえず失敗しなくてよかったですね」
以下略



8:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 22:38:39.54 ID:E325IWUR0
…。

両手を合わせた格好のまま、唯先輩が動かない。
少し伏せるようにして目を瞑るその姿はまるで、祈りをささげているみたい。

以下略



9:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 22:39:06.03 ID:E325IWUR0
唯「…………」フスーフスー

梓「…………」

唯「…………」フスーフスー
以下略



10:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 22:40:32.79 ID:E325IWUR0
梓「じゃあなんなんですか。ちゃんと言ってくださいよ」

唯「ご、ごめん…なんだか喉がすっごくカラカラで声が出なくなっちゃって…」

梓「お水飲んだらいいじゃないですか。目の前にあるでしょう」
以下略



11:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 22:41:11.78 ID:E325IWUR0
唯「ふぅ…」コトン

梓「…で、どうかしたんですか?」

唯「…う、うん」
以下略



12:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 22:42:01.96 ID:E325IWUR0
唯「なんでぇ? どうしてダメなの? 合宿のときとか一緒に入ってたじゃん! ねぇあずにゃぁん…」ユサユサ

梓「それとこれとは別、っていうか…やめてください今食器持ってるんで危ないです揺らさないでください」

唯「クスン…ようやく勇気出して口にしたのに……」
以下略



13:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 22:42:36.62 ID:E325IWUR0
唯「納得できません!」

梓「なんですか突然…」

唯「だってわたしたち付き合ってるでしょ?」
以下略



14:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 22:43:03.50 ID:E325IWUR0
唯「朝まであずにゃんと片時も離れたくないのに…」

梓「べ、べつにいいでしょう…、朝まで一緒にいるんだからお風呂くらい別々でも…」

唯「そんなにイヤなんだね………」
以下略



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