過去ログ - 幸子「今日、私はボクを卒業します」
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6:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:09:50.17 ID:i8kqGCrS0
「その話はいいじゃないですか。昔といえば、最近お仕事の内容も変わってきましたね」

「あぁ、体張ったものは少なくなったかな。バラエティでも司会進行のアシスタントとか増えたし」

「当時の川島さんのような?」
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:11:07.71 ID:i8kqGCrS0
しばらくすると、私の住むマンションが見えてきました。
車はそのまま地下へ、慣れた動きで指定の駐車スペースに停まります。


「せっかく立派な駐車場があるんだから、車買ったらどうだ? 免許持ってるだろ」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:11:57.25 ID:i8kqGCrS0
「俺は『免許取ろうか悩んでるんですよ、運転するボクもカワイイでしょうからね!』の一言から仕事につなげられる敏腕Pだからな」

「スカイダイビングのときもそうでしたけど、私の会話から仕事に結び付けるの好きですね」

「どんな些細なことも聞き逃さないと言って欲しいね。で、実際買う予定もないのか?」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:13:28.22 ID:i8kqGCrS0
駐車場からエレベーターでエントランス前に出たら、カードキーを端末に差し込みます。

このマンション、エントランスと部屋の鍵が別なので少し面倒です。引っ越す気はないですけど。

寮を出て一人暮らしをすると決めてから、ママとパパが色々と都合してくれました。
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:14:24.85 ID:i8kqGCrS0
エントランスからまたエレベーターに乗って上階へ。
自宅のドアに鍵を差し込んで回すと、カチャリと乾いた金属音が廊下に響きます。


「プロデューサーさん、ちょっと待ってて下さい」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:15:39.70 ID:i8kqGCrS0
返事も待たずに中に入ったら、部屋全体を見回します。
さすが私、特に散らかっていない整理整頓の行き届いた完璧な部屋です。住人に似るんでしょうね。
そのままベランダ、寝室、トイレ、バスルームと確認をします。
洗濯物も干していないので、洗濯機の蓋さえ閉めたら大丈夫でしょう。

以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:17:09.42 ID:i8kqGCrS0
「プロデューサーさんは適当に座っててください。いま私が紅茶を淹れてあげますからね」

「いや、さっきも言ったがあがるつもりなかったからお構いなく」

「もうバッチリあがってるんですから無効ですよ。ほら、座ってください!」
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:18:21.99 ID:i8kqGCrS0
「何か手伝うことあるか?」

「プロデューサーさんは落ち着きがありませんね、座って待ってることもできないんですか?」

「手持無沙汰は落ち着かない性分でね。プレゼントに生花もあるだろ、お茶は後でいいから先にそいつらを何とかするぞ」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:20:29.35 ID:i8kqGCrS0
「幸子は普段自炊とかするのか?」

台所のシンクで花を活けながらプロデューサーさんが訊きます。

「えぇ、寮にいる間に色々教えてもらったので一通りは作れますよ」
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:22:35.18 ID:i8kqGCrS0
気付けば作業が止まってしまっていて、あわてて未開封の箱を掴みます。
たまたま手に取った長方形のそれは、楓さんからの贈り物です。


幸子ちゃんと同い年のものにしてみたの――
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:23:15.52 ID:i8kqGCrS0
「幸子、花束は全て済んだぞ。そっちはどうだ?」

「あ、はい! まだ終わってないです!」

「数が多いから無理もないか」
以下略



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