過去ログ - 唯「夢みる少女じゃいられない」
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37:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/27(日) 18:58:06.68 ID:WwkYnpYs0
勝手なこととは思いつつ、わたしはリビングを出て寝室の扉を開けた。
夏用の毛布かブランケットくらいあるだろうと、灯をつけて室内を見渡し、一二歩踏み出したところでわたしは足を止めた。机の上、閉じられたノートパソコンの横に飾られた写真立て。
わたしはきゅっと口を結び、視線をそっちに向けないようにしながらベッドの上にくしゃくしゃっと捨て置かれたブランケットを手に取り、早々に灯を消して部屋を出た。
気持ちよさそうに眠るりっちゃんにブランケットをかけてあげると、ライターと灰皿を手に取り、リビングの灯を消してベランダに出た。

川から吹き上がる夜風が気持ちいい。
ふぅ、と息を吐くと白い煙が風に乗って流れた。
見上げた夜空にまばらな星が散らばっている。ひさしぶりに満天の星空を眺めてみたい。そう思った。








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