過去ログ - 喜多見柚「ナイショのお願いゴト」
↓ 1- 覧 板 20 
1: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/02(金) 12:31:18.05 ID:DTT4zndz0
「今日はありがとね、Pサン。アタシすっごく楽しかった!」 
  
 「そりゃ何よりだ」 
  
 本日12月2日はなんと柚の誕生日! 
  
 だからPサンが……ううん、みんなが柚のことを祝うためにバースディパーティを開いてくれたのだ! 
  
 ケーキもあったし、プレゼントもたくさんもらったし……へへっ、本当に幸せだった! 
  
 ……で、今はその帰り道。 
  
 誕生日特権だ、なんて言われてPサンの車で送迎してもらっちゃってるんだー。 
  
 だから、今はアタシとPサンの二人きり。 
  
 助手席に柚が座って、運転席にはPサンが座って、後ろには誰もいない……二人っきりの空間。 
  
 ……だから、あの話だって遠慮なくできちゃうよね。 
  
 ちょっと恥ずかしいケド、へへっ。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/02(金) 12:33:04.48 ID:DTT4zndz0
 「ね、Pサン。アタシの誕生日のお願いゴト聞いてくれる?」 
  
 Pサンが持ってきた誕生日プレゼントはひとつだけお願いを聞くってものだった。 
  
 もちろん俺にできる範囲でだけど……なんて言われちゃったけどね。 
3: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/02(金) 12:34:29.86 ID:DTT4zndz0
 言った、言っちゃった。 
  
 口からその言葉が出た後、アタシの中の空気が全部出て行っちゃうような感覚がした。 
  
 柚がしぼんじゃうー! 
4: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/02(金) 12:36:56.50 ID:DTT4zndz0
 「アタシね、Pサンに出会えたこと運命だと思ってるし、奇跡だと思ってるんだ」 
  
 「退屈なアタシに神様がくれた、クリスマスプレゼントだーってずっと思ってる!」 
  
 たくさん言葉がこぼれてく……柚の本心が外にいっぱい出て行く。 
5: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/02(金) 12:37:44.54 ID:DTT4zndz0
 「アイドルになってから毎日が面白かったんだ」 
  
 「楽しいことだけじゃなくって……つらいことや悲しいこともたくさんあったけど」 
  
 「それも含めて、全部面白かった!」 
6: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/02(金) 12:39:06.70 ID:DTT4zndz0
 「アイドルになってたくさんの仲間にも会えて……いっぱいのファンもできて……アタシ、毎日が面白くて楽しいんだー♪」 
  
 「こんな毎日がずっと続けばいいのって思ってるくらい!」 
  
 あのままのんびり学生を続けても、こんな気持ちには絶対なれなかったはず……ううん、なれなかった! 
11Res/10.50 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
板[3] 1-[1] l20 
	このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
	もう書き込みできません。