57: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:19:18.15 ID:lzTNMFTYO
「…あ」
「はい?」
ふと、未央が立ち止まる。
58: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:20:16.68 ID:lzTNMFTYO
「まずはさ、何ていうか…自由に使えないのかな、これ?」
上に掲げても、ポーズをとっても、何をしても、反応は無い。
どうやら、このカードで変身するには条件があるらしい。
59: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:21:01.27 ID:lzTNMFTYO
「貴様達」
両者びく、と肩が動く。
この空気と、第三者とほとんど話していなかったからか、話しかけられただけで、警戒してしまう。
60: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:21:44.14 ID:lzTNMFTYO
驚いた。
自分達の頭や目が狂っていなければ、今この女性は一瞬で自分達の後ろから前に移動した。
そして、相変わらずの眼力。
61: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:22:25.95 ID:lzTNMFTYO
…。
「…ふむ」
62: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:23:14.05 ID:lzTNMFTYO
「…っはー!!逃げられたー…」
走るところまで、走った。
何とか、逃げおおせることは出来た。
63: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:23:58.52 ID:lzTNMFTYO
「あれ?これ…」
「え?」
偶然か、はたまた運命か。
64: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:24:48.73 ID:lzTNMFTYO
「…お」
「…あれ、ですかね…?」
幸い、その村は看板があった所からそう離れてはいなかった。
65: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:25:44.13 ID:lzTNMFTYO
「…あれ…」
「…え?」
「…何も無いね…」
66: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:26:58.46 ID:lzTNMFTYO
極度のストレスと環境によって研ぎ澄まされた感覚。
それは数百メートル先の小さな音すら、拾う程。
だから、分かる。
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