59: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:21:01.27 ID:lzTNMFTYO
「貴様達」
両者びく、と肩が動く。
この空気と、第三者とほとんど話していなかったからか、話しかけられただけで、警戒してしまう。
60: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:21:44.14 ID:lzTNMFTYO
驚いた。
自分達の頭や目が狂っていなければ、今この女性は一瞬で自分達の後ろから前に移動した。
そして、相変わらずの眼力。
61: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:22:25.95 ID:lzTNMFTYO
…。
「…ふむ」
62: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:23:14.05 ID:lzTNMFTYO
「…っはー!!逃げられたー…」
走るところまで、走った。
何とか、逃げおおせることは出来た。
63: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:23:58.52 ID:lzTNMFTYO
「あれ?これ…」
「え?」
偶然か、はたまた運命か。
64: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:24:48.73 ID:lzTNMFTYO
「…お」
「…あれ、ですかね…?」
幸い、その村は看板があった所からそう離れてはいなかった。
65: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:25:44.13 ID:lzTNMFTYO
「…あれ…」
「…え?」
「…何も無いね…」
66: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:26:58.46 ID:lzTNMFTYO
極度のストレスと環境によって研ぎ澄まされた感覚。
それは数百メートル先の小さな音すら、拾う程。
だから、分かる。
67: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:27:47.35 ID:lzTNMFTYO
卯月に言われるがまま、跳ぶ。
そこから足元にコンマ数秒遅れて見える、巨大な光。
恐らくこれは、斬撃。
68: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/12(月) 21:28:30.28 ID:lzTNMFTYO
真ん中の黒装束が、合図を送る。
すると両者は卯月と未央の背後に回り、逃げ道を封鎖した。
その動きは歩きではなく、浮遊。
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