過去ログ - P「輿水幸子は無数に存在する」
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10: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/07(水) 21:25:48.47 ID:Q/KsUm3o0
 自宅のベッドへ横になると、いつの間にやら俺は眠ってしまっていたようだった。

 雀の鳴き声がかすかに聞こえ、起き上がると、カーテンの隙間から朝日が差している。

 部屋の中を見回すと、雑多に散らかったスーツや酒瓶。こじんまりとした液晶テレビに、こたつと座椅子。
 こんな景色に見覚えはないし、鼻につく部屋に染みついた体臭も俺のものではない。

 更にくんと臭うと、その中に心地よい柑橘系の甘い香りがあるのに気付いた。
 香りの元を辿り、右隣の方向へ目を向けると、そこに幸子が眠っている。

「…………」

 俺の横で、幸子が眠っている。
 布団から覗く肩口から察せられるに、どうやらその下は裸のようだった。



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