過去ログ - 下原定子「わたしにできること」【ブレイブウィッチーズ】
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6:名無しNIPPER[saga]
2016/12/10(土) 00:13:58.76 ID:63AKGkj+0

「こんなんじゃ落ち落ちリラックスもできないね、僕はこの辺で退散するよ」

「あ、ちょっと待ちなさいよ」

「ビスダーン、下原ちゃん」

「後で部屋に来なさい!」

と、そそくさとサウナから出ていくクルピンスキー中尉。

いつもこんな感じに流されてるんだろうなとロスマン曹長の心労が伺える。

「追いかけなくていいんですか?」

「私だって疲れてるもの、汗を流してからにするわ」

「あ、あはは。大変なんですね」

「まったくよ、もう」

そんな会話をしながら私の興味は別のことに移った。

気付かれないように視線を小さな躰に注ぐ。

サウナには葉の付いた白樺の枝を持って裸で入る人もいるが曹長はガードが固い。

だがタオルの上からでも引き締まっているのが分かる。

私よりもずっと戦線に長くいるのに体形が崩れているようには見えない。

対して私は不規則な生活からか最近少し、ほんのちょっとだけ気になるように。

…ほんのちょっとだけですよ、本当に。

戦場では見せる相手なんていないんですけどね。


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