過去ログ - 森久保乃々「ただののの」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/12(月) 21:23:02.97 ID:Lju6G2ic0
 永遠に感じられるまま、永遠になってしまってさえ構わない。

 この時が永遠になるなら。それならもう、他のどんな時間が来なくてもいい。

 他のどんな時間も。もしかしたら得られるのかもしれない楽しい空間も、喜びに満ちた世界も、この今とは違う他の幸せのすべても。

 自分の感じられるすべてが、ただこの一時だけになってしまったって構わない。永遠にこの時が流れて、永遠にこの時で停まってしまっても、いい。

 良くて、そして、叶うのならそれを願ってしまいたい。

 成ってほしい。実ってほしい。叶ってほしい。

 それほど。そんなふうになって、本当に心から本気でまっすぐ思えてしまうような、そんな幸せな時間。

 身体が熱く火照るような、心が温かく染められていくような。

 身体が激しく高鳴るような、心がときめく感情に尽くされるような。

 身体が甘い痺れに震えるような、心が恍惚とした想いに塗り染め尽くされるような。

 そんな時間。

 そんな、幸せな時間。

 溢れるほどに満ちて、零れて止まらないほど満ち満ちて。

 どうしようもないほど強く深く、どうにもならないほど濃密な、これ以上なんてありえないほどの量に包み抱かれて。

 心も身体も。自分という存在、そのすべてがそうしてただひたすらな幸せに塗られて。もういっそ押し潰されてしまいそうなほど、どこまでも、濡らされて。

 そんな時間。

 そんな幸せで幸せな、幸せの時間。


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