過去ログ - 佐々木「キョンはサンタさんへ何をお願いするんだい?」 キョン「えっ」
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1:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 18:59:15.20 ID:KgI3H5di0

「今日で二学期も終わりか。早いもんだぜ」

「本当にね。あっと言う間の一年だったよ」



吐く息の白さが寒々しさを訴え掛ける師走
あと一年の中学生活も残すところ三分の一となり、一抹の寂しさを覚える時期
この一年で築かれた日常とも言える佐々木との塾からの帰り道での一幕である



「年が明ければ学校でも塾でも受験への最後の追い込みがかかるね。気が滅入りそうだ」

「俺はそれに加えて家でお袋からの無言の圧がかかるんだよ。まったく、休まるところもありゃしねえ」

「くつくつ、お母様からの期待には是非応えて欲しいものだね」



いつも通り他愛のない会話をしながら帰路につく。この時間でさえ残すところあと僅かである
いつしかこの時間にノスタルジーを覚えるのであろうか、などとしんみり考えていた時だった





「あぁ、ところでキョン。聞きそびれていたんだけど……」

「何をだ?」













「キョンはサンタさんに何をお願いするんだい?」












…………?

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2:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 19:16:05.72 ID:KgI3H5di0

聞き間違いだろうか?
というよりも、佐々木の口から『サンタさん』などというワードが聞こえたことを脳が認識できなかったのか?
いや、最悪サンタはまだいい。佐々木はその後俺に何と言った?

以下略



3:名無しNIPPER[sage]
2016/12/13(火) 19:17:20.11 ID:5wg73xRBO
佐々木可愛い


4:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 19:34:27.53 ID:KgI3H5di0

「…………」

「どうかしたのかいキョン。押し黙ってしまって……そんなに悩むようなことを聞いたつもりはないんだけど」

以下略



5:名無しNIPPER[sage]
2016/12/13(火) 19:40:06.64 ID:0GhjALZPO
その質問はダメだろ…


6:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 19:49:50.26 ID:KgI3H5di0

「…………」

「…………」

以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 19:59:46.63 ID:KgI3H5di0

「佐々木よ。そのプレゼントは本当にサンタが持ってきたものなのか?」

「ほう、では他に誰がそんな親切なことをしてくれるというんだい?」

以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 20:15:44.63 ID:KgI3H5di0

「キョンも昔言われたことがあるだろう? サンタさんは悪い子にはプレゼントは配らないんだ」

「だからサンタさんに悪い子だと思われた子供はその親御さんがサンタさんの代わりにプレゼントを渡している、ということなんだよ」

以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 20:29:02.04 ID:KgI3H5di0

「じゃあ佐々木、現実的かつ根本的なサンタ存在の問題をいくつか聞いてもいいか?」

「いいよ。ただ、僕もサンタさんの全てを知るわけではないから解答に確実性は持てないけどね」

以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 20:38:46.36 ID:KgI3H5di0

「なのにサンタは信じるってどういうこったよ」

「正直、信じるも何も実際に存在するのだから仕方がないんだよ。あるものをないとは言えないよ、キョン」

以下略



11:名無しNIPPER[sage]
2016/12/13(火) 20:50:01.20 ID:XZB9dMWXO
面白い


12:名無しNIPPER[sage]
2016/12/13(火) 20:51:30.39 ID:6oIHyQbc0
佐々木可愛い


13:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 20:56:42.74 ID:KgI3H5di0

「いつも君が見ている僕がありのままの僕で、もちろん今この場の僕もキョンよく知る僕で違いないよ」

「いくらサンタさんのためとはいえ、僕の性格や生活習慣を変えるのはやりすぎだよ」

以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 21:10:51.60 ID:KgI3H5di0

「キョンの妹さんがサンタさんに『悪い子』だと思われているとは思い難いし、きっとそうだよ」

「いやいやいや、待て待て佐々木。言った通りウチは親がサンタのフリして枕元にプレゼントを置いてるだけだって」

以下略



15:名無しNIPPER[sage]
2016/12/13(火) 21:30:24.49 ID:OuhBmnmVO
かわいい(かわいい)


16:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 21:30:26.94 ID:KgI3H5di0

「じゃあよ『悪い子』に姿を見せないのなら、『いい子』にならサンタは手渡しでもなんでもするってのか?」

「ああ、その通りさ」

以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 21:43:20.37 ID:KgI3H5di0

まさか、年も暮れようかという時期に今更親友に驚かされるとは思わなかったぜ
サンタ信者と言ってもいい。それも日本一だと誇ってもいいほどの熱意だ


以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 21:50:16.33 ID:KgI3H5di0





以下略



19:名無しNIPPER[sage]
2016/12/13(火) 21:51:20.22 ID:jsjW4voUO
かわいい(かわいい)


20:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 21:52:11.65 ID:KgI3H5di0
お し ま い


21:名無しNIPPER[sage]
2016/12/13(火) 21:56:25.75 ID:YFBFhzgpo
結局去年は何をもらったんだ


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