51:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 23:27:29.83 ID:TXrkt62m0
友小説第3話
明るかったはずの山道もだんだんと日が傾いてきていて暗くなっていきます。
それにもかかわらず,兄さんたちはまだまだ山中をぐるぐるとさまよっていました。
52:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 23:28:22.45 ID:TXrkt62m0
男友「でどうするんだ?名探偵さんよ。ケータイも通じないし」
男「こういうときは逆に山頂を目指した方がいいらしい。小説かなんかで読んだことある」
男友「え,降りるんじゃなくて?」
53:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 23:29:37.96 ID:TXrkt62m0
そういうことで,山頂を目指していた兄さんたちでしたが道はなかなかに険しく,
あたりもどんどん暗くなっていきます。ましてや電灯なんてあるはずもありません。
男友「男,俺もうそろそろ…」
54:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 23:30:34.11 ID:TXrkt62m0
が,その空気は男友さんの声によって打ち破られました。
男友「あれをみろ!大きな屋敷があるぞ」
男「なんでこんなところに…交通の便がないっていうレベルではないよね」
55:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 23:31:13.26 ID:TXrkt62m0
友「すみませーん!泊めてもらえませんかー!」
男「男友―!」
男「何やっているのさ!知っている推理小説でも昔話でも想像してみてよ。こんなシチュで悪いことが起きないはずがないだろう」
56:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 23:31:41.41 ID:TXrkt62m0
老紳士「おやおや,珍しい客ですな」
男「おるんかーい!」
友「彼は…セバスチャン!?」
57:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 23:32:18.86 ID:TXrkt62m0
男友「外からみたら豪邸だと思ったが,中身は案外なにもないな」
男「失礼だよ」
老紳士「いえいえ,お気になさらず。この館はあえて何も置いておいていないのです」
58:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 23:32:53.00 ID:TXrkt62m0
老紳士「さて,部屋につきましたよ。あなた方はこの二部屋をお使いください」
男「ありがとうございます」
老紳士「では私はこれで,もし何かあれば寝室にいますのでお声かけください」
59:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 23:33:37.98 ID:TXrkt62m0
翌朝,目覚めたとき,兄さんは大変取り乱していました。
男友さんが殺されていたからです。死因は鋭利なもので胸を刺されたときのショック死または失血死
60:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 23:34:19.16 ID:TXrkt62m0
兄さんはふとつぶやきました。
聞き間違いでなければこんな感じのことです。
ありえないものを排除していけば…なんてどこぞの名探偵がいってたっけ。
61:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 23:34:55.55 ID:TXrkt62m0
続きはまた明日
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