過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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243: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2016/12/31(土) 15:30:30.88 ID:OqFe7abd0

マリベル「アルス! いったい 外はどうなってるのっ!?」

アルス「マリベル! 外はもう 大丈夫だよ! それよりも 中は……!」

マリベル「それが……。」

少女が指さす先にはひっくり返ってしまった木箱の山に横倒しの机、椅子。

ハンモックをかける竿が折れなかったのは不幸中の幸いか。

アルス「……ケガはない?」

辺りを見渡し終え、少年は少女を心配そうに見つめる。

マリベル「なんとかね。それにしても ホント なにがあったってのよ?」

アルス「霧の中を進んでいたら 急に 突風が吹きつけたんだ。」
アルス「それも 一回きりじゃない。何度も 何度も。それこそ 霧が全部吹き飛ぶくらいね。」

マリベル「で? ぴたっと止まって言うの? なんだか 不自然じゃない?」

アルス「うん。羅針盤も 一時は 故障するし いったい 何がなんやら……。」

コック長「おいたたた…… おお アルス! 皆は無事だったか!」

少年が腕組をしながら考えていると奥の方から料理人たちがやってきて少年に尋ねる。

アルス「ええ なんとか 持ちこたえたようです。そっちは大丈夫でしたか?」

*「包丁が落ちてきた時は さすがに もうダメかと思いましたよ。」

マリベル「あたしがいなきゃ いっぺん 死んでたかもね。」

*「ははは おかげで 命拾いしました。」

アルス「よかった……。」





*「ま 魔物だーっ!!」 





アルス「……っ!」

階上から響いた漁師の声に一同は一斉に上を見上げる。

マリベル「今度は魔物? 忙しいわね〜。」
マリベル「二人とも 後片付け よろしく! 行くわよ アルスっ!」

コック長「お気をつけてー!!」

料理長たちの声援を背に少年たちは再び異変に苛まれる甲板へと向かって階段を駆け上る。




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