過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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39: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2016/12/24(土) 11:36:37.43 ID:8lPBK+pa0
昼食の用意を待つ間、来賓用の控室にて少女はグランエスタードの王がしたためた書簡の中身について漁師頭に尋ねていた。

マリベル「ボルカノおじさま 王様はなんて?」

ボルカノ「うん? だいたいの内容は さっき 移動中に 話した通りです。」
ボルカノ「港での停泊権 領海近くでの漁業許可 および 漁獲量の取り決め……。」
ボルカノ「そんなところですな。」

それはコスタールに一方的に押し付けるものではなく双方が納得できるように条件が付されたものだった。
フィッシュベルにも来航する船のための船着き場の拡張が要求されたし、同じようにエスタード島近海での漁業を認可する旨が盛り込まれていた。

マリベル「……そうですの。」

相槌を打つと少女は何か思案するように口元に手を添えた。

ボルカノ「はたして 飲んでくれるか…。」

アルス「大丈夫だよ。」

ボルカノ「…やけに 自信が あるじゃねえか?」

アルス「なんとなく わかるんだ。あの王様は 信用できるって。」

ボルカノ「……そうか。」

少年の見せた確信の表情から父親もなんとなく彼の人の人となりを垣間見たような気がし、
隣で目をぱちくりさせている少女と顔を合わせ、再び少年に向き直ると小さく頷いた。



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