過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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768: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/17(火) 22:49:00.05 ID:Gbhcinl20



トパーズ「…………………。」



着替えを終えた少年と少女のぬいぐるみの顔を覗き込みながら三毛猫は不思議そうな顔をしている。

マリベル「あたしよ トパーズ。」

そう言って少女は被り物を外して少しだけ顔を出す。

アルス「ワンワン。……なんちゃって。」

来てみたら案外乗り気になったのか、少年は四つん這いで犬の鳴き真似をしている。

ミミ「あら〜 かわいい ワンちゃんで・す・こ・と。」
ミミ「お姉さんが よしよし してあげましょ〜か?」

着替えを終えた二人を見て長老の使用人がなまめかしい声で手を伸ばしてくる。

アルス「えっ いや……。」



マリベル「フゥ〜〜ッ!」



アルス「キャインっ!」



少女に背中からのしかかられ、たじろいでいた黒犬はその場に崩れ落ちる。

マリベル「バカやってないで さっさと 行くわよ!」

*「うほほ。これまた かわいい ネコちゃんじゃのう! ワシにも なでなで させてくれんかの〜。」

マリベル「フギャアアアッ!!」

*「ぎええっ!」

隙を見てお尻の辺りを擦ってきた長老に白猫は渾身の猫パンチをお見舞いするのだった。

アルス「…………………。」

マリベル「…ったく 油断もすきも あったもんじゃないわ!」

*「ぐふっ しつれいしまひた……。」

ミミ「だいじょうぶ〜? 長老さまったら〜ん。」

壁際で体をけいれんさせている長老の脚をバニーガールがつつく。

マリベル「……あとで事情を知らない うちのツレが 来ると思うから よろしくね。」

そう言って少女は背中をさすっている黒犬の首を引っ張って歩き出す。

マリベル「あっ あたしたちが みんなに紛れ込んでること 言っちゃだめだからね!」
マリベル「トパーズ しばらく お留守番 よろしくね。」

トパーズ「なう〜………。」

部屋の中を嗅ぎまわっている三毛猫に語り掛けると少女は扉を勢いよく閉め、表へと出ていってしまった。

*「は はひ〜……。」

ミミ「もうっ 長老さまったら あたしが いるのに。この節操なしさんっ。」

トパーズ「…………………。」

二人のいなくなった部屋の中で尚も腑抜けた返事をしている長老を眺めながら三毛猫は再び部屋の探索を始めるのだった。



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