過去ログ - マラソン大会で好きな子への告白を賭けて勝負に出た男、その女の子は意外なことに…
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6:ふぃふぁ[saga]
2016/12/25(日) 12:15:19.27 ID:/2hM/anb0

 先頭で平然と走っている小川総次郎(16)。

     そこへ追いつく未来。

 未来「はぁ…はぁ…小川くん。独走だね」

 総次郎「…舘さんか。何?」

 未来「ちょっとお話したいなぁって思って」

 総次郎「今?今じゃないとダメなの?」

 未来「うん。ダメ」

     平然と前を向いて走り続ける総次郎。

 総次郎「…前から思ってたけど、舘さんってちょっと変わってるよね」

 未来「そんなことないよ。自分に素直なだけ」

 総次郎「ははは」

 未来「ねぇ、ずっと不思議だったんだけど、一番を取るコツとかあるの?」

 総次郎「そんなのないよ。99%の努力と1%の才能」

 未来「私だったら、99%も努力できないな。何でそんなに頑張れるのかしら?」

 総次郎「舘さん、俺は負けちゃいけないんだ。小川家の人間はみんなそうやって育ってきた。常に一番を取り続けることが至上命題なんだよ。だから、俺にとっては一番を取るために努力することは自然なことなんだ」

 未来「なるほど…そうだったんだ…力の原動力が…はぁ…わかったよ。小川君が好きになる子もきっとパーフェクトな子なんだろうね…冴木さんとかさ…」

 総次郎「いや、俺は…」

     と、視線を落とす総次郎。

 未来「ああ…限界…話してくれてありがとう…それじゃあまたね…」



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