過去ログ - マラソン大会で好きな子への告白を賭けて勝負に出た男、その女の子は意外なことに…
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ふぃふぁ
[saga]
2016/12/25(日) 12:19:09.98 ID:/2hM/anb0
速度を下げ、後退していく未来。
未来「はぁ…はぁ…」
太陽「うぉぉぉぉ!」
未来「上杉、君…?」
未来を抜かし、総次郎に肉薄する太陽。
太陽「小川ぁぁぁぁ!捉えたぞ!」
最後尾、走っている夏子。
そこへ近寄ってくるまどか。
まどか「夏子」
夏子「あ、まどか…」
まどか「あのさ…さっきの話…聞こえちゃったんだけど…」
夏子「え?あ、いや…ごめんね、なんか勝手に…」
まどか「夏子、上杉君のこと好きなの?」
夏子「や、やだなぁ…そんなことあるわけないでしょ。あんな単細胞バカ。秋穂が勝手に勘ぐってるだけだよ。まどかも迷惑でしょ、あんなやつに好かれて…」
まどか「ううん。迷惑じゃないよ」
夏子「え?」
まどか「わたしも、上杉君のこと気になってたから」
驚愕する夏子。
夏子「…え…まじ?」
まどか「うん。…ねぇ、本当に好きじゃないの?」
夏子の顔を覗き込むまどか。
夏子「そ、そんなわけないじゃん…ただの腐れ縁だよ…」
まどか「あー。よかった。気にしてたんだ。夏子絶対上杉君のこと好きだと思ってたから。でも、そうじゃないなら…」
表情が変わる夏子。
夏子「…やっぱり、ダメ」
まどか「え?」
夏子「私の方が、まどかよりもっと前から好きだったんだから」
笑うまどか。
まどか「でも、私も譲れないから。ねぇ、これで勝負つけない?」
夏子「負けた方が身を引く、ってことね」
まどか「終わった後に、待ったはなしだからね」
夏子「負けないから」
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