2:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 01:17:43.78 ID:YCB7bPWCO
がっしゃんがっしゃんと泡まみれになるココアさんに声をかけた。
「コ、ココアさん」
「なあに、チノちゃん」
3:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 01:33:14.29 ID:YCB7bPWCO
もう一度顔だけ入り口からそっと覗かせる。
男性がココアさんの頭を撫でながら、大きな包み紙を渡していた。
ココアさんがキャーキャー大声で叫ぶものだから、男性の声は全く聞こえない。
恐らく、プレゼントか何かだと思う。
ココアさんが嬉しそうに、男性に抱きついている。
4:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 01:45:13.43 ID:YCB7bPWCO
「あれ、チノちゃんどこに行ってたの?」
あの後、ココアさんが私の事を呼ぶので、反射的に奥に引っ込んでしまった。
「え、あ、お手洗いに」
5:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 02:12:16.22 ID:YCB7bPWCO
ちょっとここまで
6:名無しNIPPER[sage]
2016/12/26(月) 14:33:56.14 ID:Hr6MhDi5o
そう言えば兄いたな
父はエリートで兄二人はエリートの卵、姉は完璧超人とかいう天才家族
7:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 21:49:40.20 ID:VNgqotb7O
>>6
すごい設定だわ
8:名無しNIPPER
2016/12/26(月) 22:11:17.15 ID:VNgqotb7O
びっくりしたのはこちらの方だ。
あんなに子供みたいにはしゃぐココアさんを見たことがない。
一体先程の人は誰なのか。
頬を緩ませるココアさんが憎らしくて聞けない。
9:名無しNIPPER
2016/12/26(月) 22:36:54.52 ID:VNgqotb7O
夕食後、ココアさんが私の部屋に昼間のパズルを持ってきた。
「あの、ココアさん」
「なあに、チノちゃん」
10:名無しNIPPER
2016/12/26(月) 22:55:43.63 ID:VNgqotb7O
「ふふッ、チノちゃん、機嫌治った?」
と、不意の質問に私は固まった。
「別に怒ってなんか」
11:名無しNIPPER
2016/12/26(月) 23:14:52.24 ID:VNgqotb7O
これが、お客様だったら、こうはならないのに。
父やおじいちゃんだったら、必死に冷静な表情を取り繕うこともないのに。
目の前のココアさんに抱きついて、この寂しい気持ちをさっさと伝えられない。
一人でボトルシップを作って、クリスマスにお父さんにプレゼントしたことがあった。
12:名無しNIPPER
2016/12/26(月) 23:38:45.47 ID:VNgqotb7O
「チノちゃん、変な顔してる」
「してません。それと、そんなパズルよりさっきもらったプレゼントはどうされたんですか? ずいぶんと大きいようでしたけど」
「あ、気になるー? ふふふっ」
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