過去ログ - 茜「文香ちゃんの素朴な疑問」
1- 20
57:名無しNIPPER[saga]
2017/01/03(火) 23:43:17.22 ID:ypEkpxeQ0
「あ、そうだ! 美嘉ちゃんは、見てたんだよね? 二人のレッスン!」
 
「う、うん、見てたけど……ほら、ドアの隙間からだったから、あんまりよく見えなかったんだよね」
 
「え〜、でも、レッスンだってことは分かったんだよね? ちょっとでもいいから、教えて教えてー!」
 
 痛い所を突かれたと、城ヶ崎美嘉は思った。
 そう、一番最初、二人が何をしていたのか分からないと言ったにも拘らず、彼女達を助けるために、二人は自主レッスンをしていた、なんて下手な誤魔化し方をしてしまった。
 焦りがあったとはいえ、あれは悪手になってしまったと、城ヶ崎美嘉は後悔した。

 これで知らない、分からないで押し通すことは、不可能となった。
 加えて、この矛盾にメスを入れられてしまえば、絶体絶命の危機が訪れる。
 冷や汗が出そうな緊張を押し隠しながら、城ヶ崎美嘉は一先ず、赤城みりあからの質問に答えることとした。
 
 己の持ち味を活かし、尚且つ最大限嘘はつかない様、彼女は赤城みりあに攻めの手を打つことをここで決心する。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
59Res/35.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice