61:名無しNIPPER[saga]
2017/01/07(土) 05:35:58.68 ID:E1XVd7FB0
Hには藍子よりも気に掛ける事があった。
「まさか掃除まで買って出るなんて……」
62:名無しNIPPER[saga]
2017/01/07(土) 05:36:29.33 ID:E1XVd7FB0
それがまさか掃除までするだなんて言うとは、Hはそこまで考えていなかった。
そんな事もあって、先程の藍子の発言に動揺してしまったのだ。
63:名無しNIPPER[saga]
2017/01/07(土) 05:36:59.92 ID:E1XVd7FB0
Hも男であるが故、見つかって欲しくないものは室内に多々存在する。
それが藍子に露見されては、今後の信頼関係に係わる問題となってくる。
64:名無しNIPPER[saga]
2017/01/07(土) 05:37:27.07 ID:E1XVd7FB0
実はこの前々日にHは大体ではあるが掃除をしていたのだ。
その時にゴミは粗方捨て去り、汚れも大部分は落としてある。
65:名無しNIPPER[saga]
2017/01/07(土) 05:38:16.15 ID:E1XVd7FB0
長年住み慣れた部屋だからこそ、住人でしか知りえない隠し場所も存在する。
そして……本当に見つかって欲しく無いものは、ここには無かった。
66:名無しNIPPER[saga]
2017/01/07(土) 05:42:08.56 ID:E1XVd7FB0
出勤なのでここまで
また続きは帰ってきてから投稿します
67:名無しNIPPER[sage]
2017/01/07(土) 09:51:35.20 ID:bz6xep7+o
見つかりたくないものではなく、見つけられるものが対象の可能性()
68:名無しNIPPER[saga]
2017/01/08(日) 18:21:23.21 ID:IyufrTFG0
洗面所に戻ると長い事敷いたままになっているバスマットの上に立ち、藍子から受け取ったバスタオルを使って濡れた体を拭き上げる。
普段なら無精な事もあって髪は乾かす事は無いが、藍子がいる手前そうする訳にはいかず、指摘されない様にとしっかり乾かした後、部屋にへと戻っていった。
69:名無しNIPPER[saga]
2017/01/08(日) 18:22:37.67 ID:IyufrTFG0
丁度机の上を拭いている所なのか、その手にはHの家では普段あまり使われる事の無い、小さめのタオルを手にしている。
「あぁ、良い湯加減だったよ。ありがとう」
70:名無しNIPPER[saga]
2017/01/08(日) 18:23:12.28 ID:IyufrTFG0
安心したHは藍子が掃除している机の傍まで歩み寄ると、ゆっくりと床に腰を下ろして座り込む。
「もうちょっとで終わりますから、少し待ってて下さいね」
71:名無しNIPPER[saga]
2017/01/08(日) 18:23:40.11 ID:IyufrTFG0
その様子を見た後、Hは充電中だった携帯を手に取り、藍子が拭いたテーブルの上で操作してメールや電話が着ていないかを確認していった。
「それにしてもプロデューサーさん……割と綺麗にしているんですね。部屋の中」
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