過去ログ - 高森藍子「マーキング」
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72:名無しNIPPER[saga]
2017/01/08(日) 18:24:09.37 ID:IyufrTFG0
「……まぁ、週一で掃除しているからな」


それ以外の事に関しては無精なHだったが、こればかりは積極的に取り組んでいるのだ。

以下略



73:名無しNIPPER[saga]
2017/01/08(日) 18:24:36.52 ID:IyufrTFG0
「そんな事は無いさ。俺はそれ以外の事は物臭だし……それに、家庭を持つだなんて……今は考えられないな」


Hは現状の仕事の多忙さ……そして、藍子の担当を務めている内は、難しいだろうと踏んでいた。

以下略



74:名無しNIPPER[saga]
2017/01/08(日) 18:25:03.83 ID:IyufrTFG0
Hの言葉に反応して、藍子は顔を少し赤くさせてそう返した。


そして言った後に顔を見られたく無いのか、Hとは反対方向に顔を向けてしまう。

以下略



75:名無しNIPPER[saga]
2017/01/08(日) 18:25:29.09 ID:IyufrTFG0
「えっ? 何か言ったか、藍子」


「いえ、何でもないです」

以下略



76:名無しNIPPER[saga]
2017/01/08(日) 18:25:58.77 ID:IyufrTFG0
「ちょっと独り言が口に出ただけですから」


「あぁ、そうだったのか」

以下略



77:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 07:25:04.74 ID:Jkm6eUFf0
「それよりもプロデューサーさん」


それで話は終わり……かとHが思っていると、藍子が話題を変える様にそう切り出してきた。

以下略



78:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 07:25:38.38 ID:Jkm6eUFf0
「これです。どうぞ」


そしてそれをHに向けて差し出し、渡したのだ。

以下略



79:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 07:26:10.41 ID:Jkm6eUFf0
「うふふっ。それは……開けてみての、お楽しみです♪」


「お楽しみ、ねぇ……」

以下略



80:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 07:26:42.65 ID:Jkm6eUFf0
この写真は他ならぬH自身が藍子のカメラを使って撮ったものなので、良く覚えていた。


「昨日、現像したので……今日、見て貰おうと持って来たんです」

以下略



81:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 07:27:10.14 ID:Jkm6eUFf0
そしてある写真の所で、Hは捲っていた手を止める。


それは草原で咲いていた花畑の中心で藍子と自分が並んで写っている写真。

以下略



82:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 07:27:38.27 ID:Jkm6eUFf0
「ふふっ、そうですか? 私は……とても素敵だと思いますよ」


「藍子は女の子だから気にならないだろうけど、男の俺はちょっと気になるな」

以下略



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