3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/03(火) 03:17:36.58 ID:H/k4aS6B0
ーー翌日、智絵里祖母宅ーー
智絵里「おばあちゃん、しばらくお世話になりますっ」
おばあちゃん「あらあら、そんなにかしこまらなくてもいいのに、智絵里ちゃん、おっきくなったねえ、すっかり美人さんになっちゃって」
智絵里「そ、そんなことないよっ///」
おばあちゃん「まあまあ、入って入って」
わたしはそう言われて促されるがままおばあちゃんの家に入る。小さい頃よく来た記憶とあまり変わりない。
とりあえず仕事があるので、荷物を置いて事務所へ向かった。
ーースタジオーー
AD「おつかれー!」
智絵里&かな子「おつかれさまです!」
杏「はー今日はもうつかれた〜杏一歩も動けな〜い」
かな子「はいはい杏ちゃん、飴あげるから控室までももどりましょう」
杏「え〜しかたないなあ、戻るか〜」
智絵里「わたしも戻るね」
と、二人についていこうとしたとき、肩をたたかれた。
智絵里「はいっ?」
AD「智絵里ちゃん、今日よかったね」
智絵里「あ、はいっ!ありがとうございますっ」
AD「ぼくデビューしたての頃の智絵里ちゃんを見てたからわかるんだけど、前はどこか暗い雰囲気があったんだけど、今は明るい雰囲気がすごいいい感じに出てるよ〜新曲もそれが伝わってきたなぁ。頑張ってね」
智絵里「ありがとうございますっ!」
周りの人が、わたしが変わったと、よくなったと言ってくれてる。
わたしは、変われた。
ーーー楽屋ーーー
かな子「おつかれさま〜」
杏「おつ〜」
智絵里「おつかれさま」
かな子「そういえば智絵里ちゃん、前話してた番組のお仕事、キャンディアイランドだけ歌うんじゃなくて、智絵里ちゃんの新曲も歌うらしいよ〜」
智絵里「そうなの!?緊張するなあ…」
新曲かぁ…
前の「風色メロディ」とは違う、明るいアップテンポの曲。そういう歌を歌えるようになったのも、やっぱりわたしがかわれたってことかな。
ーこんな私でいいのかなー
そんなことを考える過去のわたしは、もういなくなってて、それはきっといいことなんだ。
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