過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―5―
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971: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2018/03/11(日) 18:30:00.13 ID:YQSvpWbd0
「まかせて、シュヴァリエでの事はサクラ王女たちに伝えておくわ。カムイには落ち着いてから顔を出すように伝えてちょうだい」
「わかったよ、カミラ姉さん。ごめん、サクラ王女達が眠る時間まで待ってもらってさ」
「いいのよ。それにいきなりそんな話をされても、あの子たちが困ってしまうもの。だけど、カムイが無事だってことが分かっただけでもいいことよ。あの子ね、カムイの事ばかり心配していたから」

 私は思い出して、そう呟いた。
 シュヴァリエが反乱を起こしたという知らせが入ったあの日……。カムイが反逆者として捕まったという知らせに、一番動揺していたのはサクラ王女だった。この反乱に白夜が絡んでいるとわかった時点で、その報復があるかもしれないよ自分たちの心配をするべきなのにサクラ王女はカムイの事ばかり気に掛けていて、それがとても印象に残っている。

「あの子たちはいい子よ。いい子すぎて、白夜の人間だってことを忘れてしまいそうになるくらい」
「ははっ、カミラ姉さんは長く一緒にいるからそう思うのかもしれないね」

 レオンの言い方は、僕は違うけどねと告げていた。多分それが正解だと思う。
 だとしても、私の中には少なからず違う感情が芽生えているのが分かる。
 初めて会った時に比べて、私はあの子たちの力になってあげたいと、どこかで思っているのだから。


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