過去ログ - 安部菜々「二兎物語」
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20: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:19:24.93 ID:vBgwTiTm0
杏「一方太陽は銀河系を中心に毎秒217キロで一周する。」

卯月「毎秒217キロ……?」

速度を言われてもピンとこない
以下略



21: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:20:48.80 ID:vBgwTiTm0

杏「その本さ、チャールズ・ディケンズだよね」

杏ちゃんは私が抱えている本を指して言う。

以下略



22: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:21:35.34 ID:vBgwTiTm0
卯月「ところで杏ちゃん、ご飯はたべましたか?よかったら一緒になか卯に行きませんか?」

うさぎだけに。私は杏ちゃんの下敷きになっている兎に目を遣る

杏「……なか卯の卯って、本当はうどんの‘う’から来てるんだけどね」
以下略



23: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:22:19.29 ID:vBgwTiTm0


なか卯で食事を終えると、杏ちゃんは自宅に直帰した。

ありすちゃんたちとは入れ違いになったのか会うことはなかった。
以下略



24: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:23:34.28 ID:vBgwTiTm0
卯月「文香ちゃん!いったいどうしたんですか?」

文香「ああ、卯月ちゃん。それが、どうやら安部さんが食あたりで倒れたそうなんです」

卯月「食あたり?」
以下略



25: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:26:46.05 ID:vBgwTiTm0
卯月「え、なんで貝にモンブランが絡んでくるんですか?」

文香「実はあのモンブラン、いちごクリームパスタで作ったモンブランなんです」

卯月「いちごクリームとパスタで作ったモンブラン?」
以下略



26: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:27:34.32 ID:vBgwTiTm0
卯月「あの、ありすちゃんは今どこに?」

文香「幸いにも、なか卯で食事を終えた後に帰宅しました」

卯月「それは良かったです。」
以下略



27: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:29:22.95 ID:vBgwTiTm0
『その時空から、不思議な光が降りてきたのです。それは……』

携帯から聞きなじんだ声が聞こえてきた

卯月「!……菜々ちゃんから電話だ!」
以下略



28: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:32:33.84 ID:vBgwTiTm0
卯月「菜々ちゃん?」

菜々『ごめんなさい卯月ちゃん、こんなことを頼めるのは今卯月ちゃんしかいなくて!申し訳なく思っています。でもやっぱり菜々はファンをがっかりさせたくないんです!』

菜々ちゃんの悲痛の叫びが鼓膜を通じて、私の心臓まで振動を伝える。
以下略



29: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:33:32.80 ID:vBgwTiTm0
菜々『はい。お願いです、卯月ちゃん辛い役目を押し付けることになりますが……明日のトークショー、私の代わりに――』

卯月「わかりました、菜々ちゃん。私、明日菜々ちゃんの代わりにステージに立ちます」

菜々『卯月ちゃん……ごめんなさい』
以下略



30: ◆SU.cErYd62[saga]
2017/01/08(日) 20:34:52.87 ID:vBgwTiTm0
文香「卯月さん、明日は安部さんの代わりに出ることにしたんですね」

卯月「……どうしよう」

文香「え?」
以下略



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