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61:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 22:36:11.88 ID:Q5qAcdqc0
それから2ヶ月ほど経った。鋼と太陽は毎週金曜と日曜の夜に掘るというシフトを組んでいた。奇しくも同じ班分けになっている錦野のシフトは定かではないが決まって鋼達が入っている時間には錦野の姿があるため同じシフトだと推測する。
「結構掘ったよな」
「うん」
班は4人。鋼と太陽と錦野とあともう1人なのだが、日が被っておらず把握しきれていない。人が10人はゆったりと入れるスペース(流石に立ってだが、)この4人というメンバーにしてこの短期間でよくもまあここまで掘ったものだ。
相変わらず無愛想な錦野に同意を求めるように視線を送る鋼だったが、錦野は今も真剣に「働かざるもの食う……」とかなんとか小声で呟きながら掘り進めていて聞く耳を持たない。
「おい、錦野もちょっとは休んだらどうだ?」
ーー太陽が労いの言葉を掛けた瞬間だった。
何度も何度もざくりと岩肌にスコップを突き立てていた錦野だったがいきなり動きを止める。「どうしたんだよ」と鋼達が駆け寄ると錦野が額に汗を浮かべながら
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