446: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 23:18:02.59 ID:AHr53rOv0
「これで最後よ!」
満潮が、プランターを地面に置く。そして腰に手を当てて、体を反らす。中々の重労働であった。
447: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 23:22:27.36 ID:AHr53rOv0
途中、周りから噂をされているのは気づいた。しかし皆、それを無視した。
鎮守府のためになるのかは、実際、よく分からなかった。発起人の山雲自身も。
448: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 23:28:52.91 ID:AHr53rOv0
メンバーの中で一人、姉妹ではない漣。今朝、入ったばかりの漣。
すでにメンバーに姉妹同然に馴染み、家庭菜園を、雑談を楽しんでいた。
449: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 23:29:22.34 ID:AHr53rOv0
「ごめんなさい、荒潮姉、霰! あとは自分たちでやるから・・・」
荒潮は手を止め、顔を上げ、ニヤリと山雲に微笑む。
450: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 23:31:25.47 ID:AHr53rOv0
山雲は、荒潮が何を言っているのか、分からなかった。
他のメンバーも、同様であった。荒潮はそれを察する。
451: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 23:35:24.66 ID:AHr53rOv0
しかし、記者として青葉に接したこともない。どこから情報が出たのか。
思考がめぐり、呆然としている山雲に、荒潮が再び、微笑む。
452: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 23:36:37.96 ID:AHr53rOv0
荒潮は霰の方を振り向く。霰は小さく笑い、こくりと頷いた。
人手が急に、2人に増えた。しかも、好意的に手伝ってくれる。
453: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 23:37:19.60 ID:AHr53rOv0
荒潮と霰は、清掃の服装を着替えに行く。他の4人は、作業の続きをする。
顔出しに、全員でリヤカーを押して、民家の人の元へとおじゃまする。
454: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 23:37:53.42 ID:AHr53rOv0
「今日はこの辺で、終わりにしましょう〜。皆、お疲れ様〜」
「また明日も、頑張りましょう!」
455: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/18(土) 23:38:47.29 ID:AHr53rOv0
見出しは、『アマリモノの味方 家庭菜園』。主力艦でない艦娘の心の叫びを取り扱っている。
姉妹はその記事を読み、強く賛同した。
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