過去ログ - 千歌「会ってみたいのっ! 伝説のポケモンマスター、高坂穂乃果さんに!」
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60:名無しNIPPER
2017/01/12(木) 02:43:16.54 ID:uYqhyxH10
 にこが少し目を細めると、ふっとため息一つ。千歌は呆然失然、目と口をまん丸の形にしながら……アチャモが倒れ行くのを、見ていることしか出来なかった。


「アチャモ、戦闘不能! 勝者、ジムリーダー!」


 見えていた景色。その向こう側の景色は、番人によって、再び、閉じられた。向こうへ行ってしまった親友、取り残されてしまった自分。


 赤線が未だ慌てるエルフーンを包み込むと、そこに相手のポケモンはいない。審判の無情なる判定。


千歌「まけ、た?」


千歌「なん、で?」


 千歌には訳がわからなかった。序盤の主導権はにこにあったが、後半の攻撃で流れを一気に変えでやったつもりだった。


 負けた事実を受け取められないでいる千歌は、アチャモによたよた、と歩みを進めていく。



 近くにいってみると――。



千歌「これって」


 アチャモの脚、アチャモの背中、お腹、細く深い緑のツタが巻きついていることに気がついた。まるでそれは毛細血管のようにアチャモの身体に食い込んでおり、さしずめ、呪いのようでもあった。



にこ「――やどりぎのたね。ようせいのかぜを吐き出す時にほとんど同時に吐いていたのよ」


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