10: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 00:50:19.29 ID:oAox/8gyo
まどか「……ほむらちゃんは、誰かに恋をしてたり…憧れたりしない?」
ほむら「え……?」
まどかが口にしたのは、彼女にしては少し珍しい恋の話だった
11: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 00:50:49.96 ID:oAox/8gyo
ほむら「ふふっ、秘密よ。ただ、今はまどかと一緒にいることの方が楽しいから」
まどか「ほむらちゃんはそれでいいの?」
ほむら「えぇ。だって、私は……」
12: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 00:51:33.83 ID:oAox/8gyo
ほむら「私だけに答えさせるのはずるいじゃない」
まどか「そ、それもそうだね。でも、わたしかぁ……」
まどかは頭を右に左に傾げながらああでもないこうでもないと思案する
13: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 00:52:19.78 ID:oAox/8gyo
ほむら「……そんなこと、ないと思うわ。きっとまどかのこと、好きだと言ってくれる人がいるはずよ」
まどか「あはは…だと、いいんだけど。それに、そう言われても困っちゃうよ」
困るというまどかの言葉を聞いて、心に感じるほんの僅かな圧迫感
14: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 00:52:58.76 ID:oAox/8gyo
まどかの言葉の意味を理解し、それと同時に息を吐く
もしそうであったなら、なんて考えてしまったけれどひとまずは安心できる答えのようだ
本当はもうひとつ聞きたいことがあるのだが、今の私にそれを問えるだけの勇気はなかった
15: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 00:53:33.28 ID:oAox/8gyo
ほむら「まどか?」
まどか「あっ…ご、ごめんね。ちょっと考え事してて」
ほむら「考え事?」
16: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 00:54:05.46 ID:oAox/8gyo
まどか「……だったら、夏休みも一緒に出かけたり宿題やったりしたらいいんじゃないかな」
まどか「それなら夏休み中でも結構会えると思うし。どうかな?」
まどかが提案してきたのは、夏休み中も一緒に過ごそうというものだった
17: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 00:54:44.28 ID:oAox/8gyo
まどか「それじゃ話も終わったし、そろそろ行くね」
ほむら「そ、そうね」
まどか「一応わたしからって言ったけど、もちろんほむらちゃんから誘ってくれてもいいからね」
18: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 00:55:19.71 ID:oAox/8gyo
ほむら「ただいま……」
家の玄関の鍵を開け、誰もいない家の中へただいまと言葉を投げる
返事が返ってくることはないはずなのに、今日に限って奥から誰かの返事が聞こえた
19: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 00:56:02.48 ID:oAox/8gyo
杏子「さっきまで見回りしてたんだ。暑いし疲れるしで、どっかで休もうと思って」
杏子「で、近くにお前の家があるの思い出して、ちょっと休憩させてもらったってワケなんだ」
ほむら「そう……」
20: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 00:56:35.20 ID:oAox/8gyo
ほむら「それじゃ、私は荷物や着替えがあるから自室に戻るわ」
ほむら「もしだったら、冷蔵庫のお茶くらいなら飲んでも構わないから」
杏子「魔法で鍵開けて勝手に上がり込んだのはこっちだってのに、悪いな」
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