134: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:44:59.30 ID:UYIak1r5o
――――――
さやか「お、おかえりー」
まどか「ただいまー。さやかちゃんたちも帰ってたんだね」
135: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:45:36.58 ID:UYIak1r5o
脱衣所を出てテラスに向かうと、先に戻っていたらしいさやかたちが昼食を食べたテーブルで雑談をしていた
私とまどかも席について会話に加わったのだが、私はどうにもそんな気分になれない
理由は勿論、さっきのこと。まどかと私の好きに違いがあることなんて百も承知のはず
136: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:46:19.44 ID:UYIak1r5o
さやかは口ではそう言うものの、顔は依然とニヤニヤニタニタと大したことはあると言っていて
これ以上何も聞いてくれるなと睨みつけるも、平気な顔で警告を跳ね除けて私の中に踏み込んだ
さやか「そういや、あんたたち服が変わってるけど…何かあったの?」
137: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:47:14.51 ID:UYIak1r5o
ほむら「えぇ。じゃあ、この話はこれでおしまい」
そう言い放つと、もう何も話したくないという意思表示に頬杖をついてテーブルに視線を落とす
横目でさやかを見ると、何か言いたげな顔をしていたがすぐに諦めて隣のマミと何やら話し始めた
138: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:49:22.37 ID:UYIak1r5o
詢子「えー、キャンプを満喫中の皆さんに嬉しいお知らせと…人によっては悲しいお知らせがあります」
詢子「まず嬉しいお知らせ。今日の夕飯はみんな大好きバーベキューだよ」
さやか「うっそ!?マジですか!」
139: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:50:06.31 ID:UYIak1r5o
まどか「ママ、もうひとつの…悲しいお知らせって何?」
詢子「ん、あぁ……。その、今日の寝場所なんだけど…アレになります」
まどか「え……?あれって……」
140: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:51:06.86 ID:UYIak1r5o
さやか「テント!杏子、テントだって、テント!」
杏子「なー!立派な別荘だから中で寝るのもいいけどさ、やっぱキャンプって言ったらテントだよな!」
さやか「うひょー!何かテンション上がってきたぁー!」
141: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:51:40.16 ID:UYIak1r5o
詢子「ま、それはそれとして。今は楽しいバーベキューを始めようじゃないか」
まどか「う、うん。これ、もう焼いていいの?」
詢子「あぁ。どんどん焼いてじゃんじゃん食べなー」
142: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:52:19.16 ID:UYIak1r5o
ほむら「……これ、こんなに乗せていいものなの?溢れそうだけど」
さやか「いーのいーの。キャンプで細かいこと気にしちゃダメだよ」
杏子「そーそー。こういうのは楽しんだもの勝ちだからな」
143: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:53:35.56 ID:UYIak1r5o
マミ「網いっぱいに乗ってたはずなのに、食べだしたらあっという間だったわね……」
さやか「ですね。んじゃ、追加乗せまーす!」
マミ「じゃあ、美樹さんはお肉をお願い。私は野菜をやるわ」
144: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:54:10.73 ID:UYIak1r5o
ぎゃあぎゃあと騒いでいるさやかと杏子を呆れながら眺め、短く息を吐く
それから、視線をバーベキューへと移す。隣でマミがうきうきしながら焼けるのを待っていた
赤々と燃える炭火をぼんやり見つめていると、昼食時より距離の近いまどかに声をかけられる
270Res/178.89 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。