過去ログ - ほむら「真夏のオリオン」
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196: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:11:18.98 ID:AHbnpA6mo
――――――

ほむら「……まどか、大丈夫?」

まどか「う、うん。1度通ったとは言え、昼と夜じゃ全然違うね……」
以下略



197: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:12:09.43 ID:AHbnpA6mo
ほむら「辛かったら、辛いと言って頂戴。私がなんとかするから」

まどか「あ、あはは……。そう言ってくれると助かるよ」

まどか「……でも、確かに体は疲れるんだけど気持ちは全然平気なんだ。だから、大丈夫」
以下略



198: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:12:56.89 ID:AHbnpA6mo
ほむら「まどか、着いたわ。ひとまず、あの木のところまで行きましょう」

まどか「な、何だか、見えないせいで草が…くすぐったいね」

ほむら「ふふっ、そうね」
以下略



199: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:15:27.22 ID:AHbnpA6mo
ほむら「……まどかに見せたいもの、伝えたいことがあるの」

まどか「見せたいもの、伝えたいこと……?」

ほむら「えぇ……」
以下略



200: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:17:02.23 ID:AHbnpA6mo
まどか「うわぁ……!」

ほむら「これは…想像以上ね……」

まどか「すごい……。どこを見ても星がきらきら光ってて……」
以下略



201: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:17:58.55 ID:AHbnpA6mo
もごもごとした小さな声の返答に、まどかは首を傾げてから空へ視線を戻して息を漏らす

それを最後にまどかとの会話が途絶え、無言のまま時間だけが過ぎていく

空に浮かぶ、大小、強弱様々な光の粒に意識を向けていると、あの日のことが頭の片隅に浮かび上がる
以下略



202: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:18:46.40 ID:AHbnpA6mo
ほむら「……私、以前…オリオン座を見たことがあるのよ」

ほむら「それも…冬とは真逆、真夏の夜空で……」

まどか「え、真夏に……?」
以下略



203: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:20:15.74 ID:AHbnpA6mo
まどか「ほむらちゃんが見たものは、結局何だったのかな」

ほむら「今となっては確認のしようが無いわね。一応、夏でも明け方頃になればオリオン座が見えることもあるらしいけど……」

ほむら「何だったとしても忘れられない思い出になって…こうしてまどかに聞かせられたのだから、それでいいわ」
以下略



204: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:21:20.00 ID:AHbnpA6mo
私はキャンプ前に読んだ星図を頭の中に広げ、そこに書かれていた名前を告げる

指された星は、周りの星たちよりも大きく、眩く輝いていた

まどか「へー……。ベガ、かぁ」
以下略



205: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:22:22.88 ID:AHbnpA6mo
ほむら「あれが彦星のアルタイル。2つの星と、あっちのデネブを結べば夏の大三角になるわ」

ほむら「ちょっとはっきり見えないけど…織姫、彦星の間を流れるもやもやしたのが天の川よ」

まどか「特別詳しくないって言ってたのに、ほんとはやっぱり詳しかったんだね」
以下略



206: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:23:10.23 ID:AHbnpA6mo
まどか「……ほむらちゃんは、もしわたしたちが織姫と彦星みたいになったら…どうする?」

ほむら「織姫と彦星みたいって…年に1度しか会えないってこと?」

まどか「うん。わたしはそうなっちゃったら…きっと毎日泣いてるんじゃないかなぁ……」
以下略



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