204: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:21:20.00 ID:AHbnpA6mo
私はキャンプ前に読んだ星図を頭の中に広げ、そこに書かれていた名前を告げる
指された星は、周りの星たちよりも大きく、眩く輝いていた
まどか「へー……。ベガ、かぁ」
205: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:22:22.88 ID:AHbnpA6mo
ほむら「あれが彦星のアルタイル。2つの星と、あっちのデネブを結べば夏の大三角になるわ」
ほむら「ちょっとはっきり見えないけど…織姫、彦星の間を流れるもやもやしたのが天の川よ」
まどか「特別詳しくないって言ってたのに、ほんとはやっぱり詳しかったんだね」
206: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:23:10.23 ID:AHbnpA6mo
まどか「……ほむらちゃんは、もしわたしたちが織姫と彦星みたいになったら…どうする?」
ほむら「織姫と彦星みたいって…年に1度しか会えないってこと?」
まどか「うん。わたしはそうなっちゃったら…きっと毎日泣いてるんじゃないかなぁ……」
207: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:23:48.96 ID:AHbnpA6mo
ほむら「……会いに行くわ」
まどか「へっ?」
ほむら「1年に1度しか会えないのなら…私が会いに行くわ。例え、天の川に阻まれても……」
208: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:24:28.86 ID:AHbnpA6mo
まどか「……そ、その…あ、ありがとう。そう言ってもらえたことは…嬉しい、かな」
まどか「でも、ほむらちゃんは…どういうつもりで今の言葉を……?」
ほむら「そ、それは……」
209: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:25:13.69 ID:AHbnpA6mo
私の伝えたいこと。それは、今の言葉にも含まれていたはずのまどかへの好意
まどかに伝えると決心したはずなのに、いざそうなってみるとどうしても気後れしてしまう
自分で自分の段取りを壊してしまったせいもある。だけど、それ以上に本当のことを言うのが怖かった
210: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:26:12.62 ID:AHbnpA6mo
ほむら「……私がこれから言おうとしてることは…多分、まどかを困らせてしまうものだと思う」
ほむら「だとしても、私はまどかに伝えたいの。私の本当のことを……」
私はそこで1度言葉を区切る。この気持ちは一気に吐き出すには大きすぎるから
211: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:26:51.69 ID:AHbnpA6mo
212: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:27:21.05 ID:AHbnpA6mo
今回はここまで
読んで下さってる方、ありがとうございます
次回投下は25日深夜を予定しています
213:名無しNIPPER[sage]
2017/01/24(火) 01:54:31.28 ID:aDFXY98aO
乙です!
甘いほむまど素晴らしいですわぁ〜
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