74: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:00:58.31 ID:uH3lDSw+o
まどか「……どう?」
ほむら「えっ?」
まどか「あ、その…サンドイッチ、口に合ったかなって」
75: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:01:34.56 ID:uH3lDSw+o
感想をまどかに伝えると、さやかたちは再び食べる方へと意識を向けた
マミと杏子はともかく、まどかのお父様が料理上手ということは私とさやかは知っている
それなのにどうしてわざわざ聞いてきたのか、少し不思議に思いながら手の中の最後のひと口を口に放り込む
76: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:02:18.88 ID:uH3lDSw+o
新しいサンドイッチを手に、まどかの話を聞いた私は先ほどの問いを理解した
どうやらこのたまごサンドは自分だけで作ったものらしい
それが上手くできたかが不安で、私に口に合うかなんてことを聞いてきたのだろう
77: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:02:53.28 ID:uH3lDSw+o
まどか「ほら、早く食べないと全部さやかちゃんたちに持ってかれちゃうよ」
ほむら「……えっ?あ、あぁ、そうね」
まどか「ぼんやりしてたみたいだけど、どうかしたの?」
78: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:04:05.06 ID:uH3lDSw+o
ほむら「……ううん。ただ、まどかの手料理を食べたいと思っただけ」
まどか「そんな、手料理なんて……」
つい口から出てしまいそうになった言葉を飲み込んで、当たり障りのない、それでいて気があるような返事をする
79: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:04:32.28 ID:uH3lDSw+o
――――――
杏子「はー……。食べた食べた」
まどか「あれだけあったのに、全部無くなっちゃった……」
80: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:05:22.95 ID:uH3lDSw+o
さやか「よっし。午後は何して遊ぼっか?」
杏子「お前、もう遊ぶこと考えてんのかよ」
さやか「失礼な、もうじゃないよ。お昼食べながら午後は何しようかずっと考えたんだから」
81: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:06:22.41 ID:uH3lDSw+o
さやか「ま、そんなこと気にしないで。あたしにはあんたしかいないんだしちょっと付き合ってよ」
杏子「別にアタシじゃなくても他にいるじゃねぇか……」
さやか「まどかは片づけしてるし、ほむらはもうめんどくさいオーラが全身から出てるし」
82: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:06:51.80 ID:uH3lDSw+o
まどか「うん。気兼ねなく遊ばせてもらうお礼に、ママたちに紅茶を淹れてあげたいって」
さやか「へぇー。さすが、マミさんは大人だなぁ」
ほむら「そう思うならあなたも少しは見習いなさい」
83: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:07:31.13 ID:uH3lDSw+o
口では嫌がっている杏子も、本気で拒否しているわけでもなく
友人であるさやかに手を引かれ走っていく杏子は、とても楽しそうに見えた
1人テーブルに残され、ぼんやりと午後の予定を考えていると私の側から私に向けられた言葉が聞こえた
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