50:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 01:10:35.38 ID:b4qt7MSMo
京子「結衣が心配してたよ。私が綾乃だったら不登校になっちゃうとこだったって」
綾乃「……船見さんにも後でお礼しなきゃ。いっぱい助けてもらっちゃったから……」
京子「結衣はね、綾乃が今まで通り元気に学校に来てくれればそれだけで嬉しいってさ。だから月曜日また学校にいって、結衣の背中にバーン! と一発挨拶のビンタでもかましてやれば、それがお礼の代わりになると思うよ」
綾乃「そんな挨拶したことないわよ……ところで歳納京子、ここの塗り方なんだけど」
京子「あー、そういうところはこうやって……」
今まで、何度夢見たことだろうか。
私の部屋で、歳納京子とふたりきり。
本当はふたりで勉強でもするビジョンを思い浮かべてたけど。
こうして漫画のお手伝いをさせてもらう方が、間違いなく楽しい。
綾乃「…………」さっさっ
京子「……おー、うまいじゃん綾乃」
綾乃「そ、そう?」
京子「手先が器用なんだね。いいセンいってると思う!」
綾乃「あなたには負けるけど……こういう作業は、結構すきかもね」くすっ
私、笑えてる。
歳納京子がこんなに近くにいるのに、
いつもより素直でいられてる。
どう転んでもこの人は私を助けてくれるんだって、そう思ったら……
自然と心を預けられるように、なってきてる。
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