228:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:24:01.74 ID:9MPQtGy4o
キサラギの声の正体は謎に包まれている。
それはパーツ同士が軋み合う音だとも、
通信系統の混線によるものだとも、色々な憶測が語られていた。
しかしアミたちは、キサラギの心が発するものだと信じていた。
だから……今は答えを求めるように二人はキサラギの顔を振り仰ぐ。
もしかすると、キサラギだけは私たちを許してくれるのではないかと、
そんな希望を持って顔を上げた。
だが――
アミ「キ……キサラギ……」
マミ「キサラギが、泣いてる……」
ゴーグルのようなパーツでキサラギの目の部分は覆われている。
その機械的なゴーグルのおかげで普段のキサラギからは、
表情めいたものが感じられることはない。。
しかし今、そんなゴーグルと頬の部分が触れるパーツ同士の隙間から、
液体が、止めどなく溢れ出していた。
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