227:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:22:01.21 ID:9MPQtGy4o
軍の索敵システムと連動しているインカムが二人の耳に警報を鳴らした。
怪ロボット接近――
遠方に目を凝らしてみれば、
迫り来る黒い影がついに視認できるところまで接近してきていた。
だがそれでも、アミたちは立ち上がることができない。
悔しさはある。
何とかしなくちゃいけないとも思う。
しかしまた戦いの中で、自分の目の前で、
かけがえのないものを失うのが怖かった。
失ってから後悔するのが怖かった。
何もせずにいれば、せめてこんな苦しみからは逃げられる。
そんな思いを、ぬぐい去ることができずにいた。
その時。
『くっ……!』
アミたちは、キサラギの声を聞いた。
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