過去ログ - 無尽合体キサラギ
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248:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:44:25.11 ID:9MPQtGy4o
ミキ『なんか……誘われてるみたいなの……』

アミ「それならそれでいーよ!」

マミ「うん、たとえ罠だったとしても、
以下略



249:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:45:14.07 ID:9MPQtGy4o
アミが呟いた通り、そこはシンプルを通り越して“何もない”部屋だった。
しかし薄暗い中を目を凝らすと、ぽつんと一つだけ、
床に出っ張りが生えているのが見つかる。
それは非常に小さく、丁度、
人間一人が腰掛けられるくらいの椅子にも見えて――
以下略



250:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:46:08.78 ID:9MPQtGy4o
しかし、アミはその人影に奇妙な印象を持った。
まるで気配が感じられなかったのである。
宇宙に近い位置に浮かぶ巨大な人工物の中、
自分たちでさえスター・ツインズになっていなければ呼吸できるかも怪しい環境下で、
人間の気配などというものを語るのもおかしい話だ。
以下略



251:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:47:13.81 ID:9MPQtGy4o
ハルシュタイン「いかにも、ハルシュタイン……それが私の名だ」

マミ「お前が……悪の総元締め……!」

アミ「ラスボス!」
以下略



252:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:48:10.34 ID:9MPQtGy4o
ハルシュタイン「私は全宇宙の神となるべき存在……。
      そのために、希煌石を求める者……」

アミたちの目に、ギラリとハルシュタインの眼が光ったように見えた。
巨大なロボの上にありながら、思わずアミとマミは後ずさる。
以下略



253:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:48:57.70 ID:9MPQtGy4o
ハルシュタインがまた一歩踏み出そうとした時、
突然、スターキサラギが大きく挙動した。

ミキ『こいつをやっつければ、すべてが終わるのーーーーーー!』

以下略



254:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:50:42.54 ID:9MPQtGy4o
打ち下ろされたハンマーの上に、ハルシュタインの姿が現れた。
そこでようやくアミは理解する。
目の前のハルシュタインの姿にまるで存在感を感じなかった理由を。
全宇宙の神を名乗る敵は、わざわざ自ら僻地におもむくことはせず、
どこか宇宙の深遠――
以下略



255:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:51:50.74 ID:9MPQtGy4o
スターキサラギの前から、ハルシュタインの姿が掻き消えた。
崩壊はその間にも進み、がれきの雨がスターキサラギに降り注ぐ。

ミキ『マズイの! 脱出するの!』

以下略



256:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:52:27.44 ID:9MPQtGy4o



大気圏の中での黒い月の崩壊は、地上に甚大な被害をもたらした。
しかしそれが地球文明を壊滅させたかと言えばそうではない。
以下略



257:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:53:07.88 ID:9MPQtGy4o
南海の孤島。
その波打ち際に、大破して分離したキサラギとリッチェーンの巨体が横たわっていた。
黒い月の崩壊からなんとか脱出し、
アミとマミは希煌石の力のリミッターを解除して、
地球への帰還コースを最低限確保することに成功した。
以下略



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