286:名無しNIPPER[saga]
2017/02/01(水) 20:01:23.03 ID:QH3+K0Bio
アミ「行かなきゃ、だね」
互いに見合わせて頷く双子の表情は少し前までとは打って変わり、
地球防衛軍隊員、キサラギのパイロットとしてのそれとなっている。
マミ「行ってくるね、ミキミキ! すぐ戻ってくるから!」
ミキ『……うん、頑張って! ミキ、応援してるね!』
インカム越しのミキの声と遠く離れた本人の姿に、
アミとマミは大きなガッツポーズで応えて見せた。
そしてキサラギの体は唸りを上げて走り出し、
見る見る小さくなっていくその影を見送るミキは、ただ黙って拳を握る。
――今は、今の自分にできることをやろう。
やがてきゅっと唇を結び、ミキは踵を返して防衛軍本部へ向けて走り出した。
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