325:名無しNIPPER[saga]
2017/02/05(日) 20:08:27.16 ID:sKfYX8RPo
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イオリの襲撃により、地球における束の間の平和が終わりを告げたその頃。
時を同じくし、地球から遠く離れた地では
また違う形で惑星存亡の危機が訪れようとしていた。
ヒビキ「……今、なんて言った……?」
既に日も暮れた真っ暗な空に浮かぶ円盤。
そこから響く拡声された音声は、確かに地上に届いていた。
しかしヒビキは自身の耳を疑い、思わず聞き返す。
呟くように放たれたヒビキの問いが円盤まで届くはずはないのだが、
直後に丁寧に繰り返された言葉が、
無情にもそれが聞き間違いでもなんでもない、確かな現実であると突きつけた。
タカネ『繰り返します。これが最終勧告です。この星に伝わる秘宝を渡してください。
さもなければ星ごと焼き尽くすことになります。
従う意思があればその場に跪いてください。
それ以外の行動はすべて叛意と見なしますので、どうか慎重な判断を』
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