351:名無しNIPPER[saga]
2017/02/07(火) 20:32:51.68 ID:+kV6KPaeo
マミ「それってやっぱ、自分が死んででも夢を叶えてあげたいくらい
ハルシュタインのことが大好きだったってことでしょ?
だからなんていうのかな……敵ながらすごいな、って」
視線を手元に落としながらも、複雑そうな笑顔を作るマミ。
アミもまた同様の表情を浮かべ、
もう中身も僅かなコップを握り締める両手に力が入っているのが分かる。
ミキはそんな二人の様子を少しの間だけじっと見つめた後、すっと目を閉じた。
ミキ「そうかもしれないね。でも、ミキはイオリじゃないからよく分からないの。
それに……もしそうだったとしても、それはミキたちだって同じでしょ?」
アミ「……私たちも、同じ?」
ミキ「あいつらはハルシュタインの夢を叶えたいのかも知れないけど、
ミキたちは、地球のみんなの夢を叶えたいの。みんなの未来を守りたいの。
だから、戦ってやっつけるしかないんだよ。あいつらはそれを壊そうとしてるんだから」
ミキの瞳は瞼に覆われていて見えない。
しかしその声の響きからははっきりと熱い意志が伝わってきた。
ミキの持つエースパイロットの素養の一つが天性の操縦技術であることは言うまでもないが、
もう一つがこの、敵と認めた者に対して抱く闘志。
これこそがミキを防衛軍のエースたらしめている大きな要素である。
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