551:名無しNIPPER[saga]
2017/03/03(金) 20:48:51.23 ID:XOtx5OrXo
それはアミたちからすれば、あまりにも歪んだ正義感。
かつて地球を守るためハルシュタインに命をかけて立ち向かったミキの姿とは
似ても似つかないその姿に、二人は胸を強く締め付けられる。
宇宙を支配せんとするハルシュタインを倒すために、
有象無象の惑星の一つに過ぎない地球を犠牲にするのはやむを得ないと言う考えもあるかも知れない。
しかしいつだったかミキは言った。
自分は地球のみんなを守りたいのだと。
みんなの未来を守り、夢を守りたいのだと。
そう言ったミキの瞳は熱く燃え、そこに宿るミキの正義は、
何よりも強く気高く、格好よく見えた。
だがその正義が今、歪に形を変え、敵ではない者にまで振りかざされようとしている。
これがなされてしまえばもう、取り返しがつかない。
かつて自分たちに勇気を与えてくれたあの時の正義が、
友人や罪のない人の命と共に、消え去ってしまう。
ミキ『じゃあね……。バイバイ、みんな』
光をまとった鉄球が、キサラギと、ヘリへと向けて放たれた。
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