過去ログ - 無尽合体キサラギ
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555:名無しNIPPER[saga]
2017/03/03(金) 20:57:45.35 ID:XOtx5OrXo



光は、目を焼き尽くさんばかりの強烈さと、暖かく体を包み込む優しさを以て、
アミたちの視界を覆い尽くした。
それはあの時と同じ……食堂で希煌石と希照石が発したものと同じ光だった。
だが今回は、あの時とは違った。

アミとマミは、すべて理解した。
この光の正体を。
ミキがこれまで抱え続けていた想いのすべてが、
光の中から直接、二人の意識の中へと染み入ってきた。

やがて光は収束を始め、アミたちの眼前へと光球となって浮遊する。
二人の腕に装着された希煌石は淡く煌き、
マミが懐から取り出した希照石は、辺りを優しく照らし出す。
そして彼女たちの眼前に浮かぶ光球は二つに分かれ、
アミとマミの胸の内へ吸い込まれるように入っていった。

抱えきれなかった光が漏れ出すかのように、二人の体がぼんやりと光る。
しかしやがてその光は徐々に薄れ、そして消えた。
いや、消えたのではない。
光は今や、アミとマミのものになり、彼女らの内側に完全に収まったのだ。


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