62:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 20:41:19.15 ID:JL8wN2Aao
前回の戦闘のあと、キサラギは暫定的に地球防衛軍の管理下に置かれることとなった。
蒼い鳥を介して祖父に相談すれば、
キサラギをいじくりまわされることは面白くないが、
実は置き場所にも困っているので好きにさせろ、との答えが返ってきた。
それについてはアミたちも全く同意であった。
事実、キサラギが開発されていた祖父の研究所は
怪ロボットが引き起こした山火事によって焼失してしまっている。
軍の提案がなければ今頃キサラギは野ざらしのままとなっていただろう。
それに‥…と、アミたちは自分たちのカバンの中の、
希煌石の付いた腕輪のことを思い出す。
初戦闘のあと、腕輪にはアミたちによって《キラブレ》との名前が付けられた。
キサラギは、キラブレがなければ起動しない。
一度起動してしまえばある程度自立した行動さえ取ることもあるキサラギだったが、
スイッチが入らなければ、その巨体はただの動かぬ人形である。
片腕を持ち上げるのでさえ、
大規模な土木工事を行うのと同程度の重機が必要となるのだ。
だから防衛軍に持って行かれたとしても、キラブレがアミたちの手にある限り、
キサラギが他の目的で使用されるような心配はまずないと言って良かった。
地球防衛軍の金の掛かった格納庫は、
アミたちに言わせれば豪華なガレージでしかなかったのだ。
639Res/544.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。