過去ログ - ぼくの何気ない一日の話を聞いてよ
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11:名無しNIPPER[saga]
2017/01/23(月) 02:09:26.64 ID:IzEeH/71O
電車が二十回ほど停止と発進を繰り返したところで随分と長く動かなくなってしまったので、僕はそこで降りることにした。
ずっと待っていたのか、僕が降りると少ししてその電車はまた逆方向へと走り出した。
しかし、ずっと窓の外を眺めているけれど、どこも似たような町並みだ。
この世界は、どこもかしこもが時間に押し潰されながら、それでも延々と自己修復を繰り返しつつ、生き長らえている。
まるで、この世界そのものがゾンビみたいだ。
今まで見ていた世界も、植物人間めいていて、どっちがいいかなんて僕は考える気にもならないけど、考えた人は、植物人間を選んだんだろうね。
だから、世界はこうなんだ。
何にせよ、どんな世界もその場しのぎの延命治療の連続には変わりないのかもしれない。
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