過去ログ - ぼくの何気ない一日の話を聞いてよ
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19:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 01:22:07.79 ID:9rC7pAyDO
ワープホール。
長距離移動、高速移動を可能とする装置。
物理的物質を一時的に情報的物質に分解。
20:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 01:25:47.79 ID:9rC7pAyDO
「……もういい。なんとなくわかったよ」
僕は彼女が読み上げるワープホール装置の説明書を止めながら僕はいろいろと思考を巡らせる。
目指す場所は、できるだけ、北へ。
21:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 01:26:15.34 ID:9rC7pAyDO
>>20
途中送信しちゃいました。
やり直します。
22:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 01:28:14.17 ID:9rC7pAyDO
「……もういい。なんとなくわかったよ」
僕は彼女が読み上げるワープホール装置の説明書を止めながら僕はいろいろと思考を巡らせる。
目指す場所は、できるだけ、北へ。
23:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 01:38:12.89 ID:9rC7pAyDO
「ふんふんふーん……♪」
鼻歌を奏でながら様々なパネルを操作する彼女の肩を叩きながら、問う。
「どうだ?できそうか?」
24:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 01:43:55.41 ID:9rC7pAyDO
『オーロラって知ってる?』
『なんだい、それ』
『とっても綺麗なんだって』
25:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 01:50:08.86 ID:9rC7pAyDO
いつかの夢から覚めて、目を開いたときに飛び込んできたものは、七色の星空だった。
「ね?上手くいったでしょう?」
隣に座る人……機械の少女は、僕にそう微笑みかけた。
26:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 01:51:45.40 ID:9rC7pAyDO
「僕は……"僕ら"はね。世界の歪みってやつなんだ」
「歪み?」
唐突に口を開いた僕の話に茶々を入れることなく機械の少女は、問い返す。
27:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 01:52:11.51 ID:9rC7pAyDO
まただ……。ごめんよ……。すぐ終わるからね……。
28:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 01:58:12.54 ID:9rC7pAyDO
「僕は……"僕ら"はね。世界の歪みってやつなんだ」
「歪み?」
唐突に口を開いた僕の話に茶々を入れることなく機械の少女は、問い返す。
29:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 02:04:50.62 ID:9rC7pAyDO
「僕らも世界の歪みだったわけだけど、なんでだろうな、僕には歪んでいたあの世界が。数千年閉じ籠ったあのシェルターは、この世界のどこよりも綺麗に見えないんだ」
「ばかですね」
僕の等身大の泣き言を、彼女はばっさりと切り捨てる。
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