過去ログ - 女「また混浴に来たんですか!!」
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94:名無しNIPPER[saga]
2017/02/12(日) 03:49:56.80 ID:+Nlxqdvp0
男「それで、どういうわけか、俺は実父に暴力をふるってしまったんです」

「馬鹿かてめーは」

男「はい。馬鹿です」

「母親と一緒だな」

男「いいえ。母は正しい人ですが、私は全てが間違っています」

「糞ガキが」

学校に通わなくなってからどれだけ経っただろう。

虐待を疑って、学校の教師や、スーツ姿の大人が家に何度か訪れたことがあった。

母は、美しく、学歴や職歴というものも立派だったらしく、それでいて相手を同情させる雰囲気を醸し出す才能があった。

母は手に入れたものに感謝をすることはなくて、手に入れられなかったものに対していつも恨んでいた。

母に従っていた俺は、ありがとうの一言を貰うことはなかったものの、恨まれてはいなかった。

今は、家を飛び出して、愛すべき母親の奴隷になることをやめてしまった。

男「母親に愛されるためだけに生きていたんです。何のために生きていいのかわからない」

「でもこうやって逃げ出してんじゃねーか」

男「それはあんたが」

「あんたってのはやめろ。親父さんでいい」

男「……」

親父「俺もお前のことは男と呼ぶ。せっかく名前を教えあった仲なんだ」

親父「これからは、俺との繋がりを大切にして生きていけばいいんだよ」

俺は忘れていた。

母親が何度も暴力を振るう男を引き寄せていたことを。

自分はその母親の息子だということを。

親父「お前のような倅が欲しかったんだ。これから、よろしくな」

今でこそ思う。

そこに、愛などなかった。


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